株価指数CFD市場における
配当調整の計算方法について
配当日の引け(市場クローズ)から配当落ち日の寄り(市場オープン)までの営業日間(オーバーナイト)で、株価指数CFDのポジションを口座に保有されると、DAXを除くすべての株価指数CFDの保有残高に応じて配当調整がなされ、ショートポジションの口座からロングポジションの口座に資金が移動します。
つまり、配当落ち日の寄り後、買い持ちの口座には配当調整の入金処理が行われ、売り持ちの口座からは配当金調整(同額)の出金処理が行われます。
買い持ちと売り持ちを合算
および相殺(Netting)処理
すべての取扱商品で売りと買いの両方をオープン(両建て)にすることが可能です。
通常、トレードシステム(MT4/MT5、cTrader)上では、個別のチケット毎に各ポジションが記帳されます。
その際、本配当処理は、同一株価CFDのポジションを合算および相殺記帳といたします。
各々のポジションが大きくなった際に、片道処理をすると自動ストップが行使される恐れがあり、これを防ぐための処理です。
これにより各配当落ち日における各株価指数CFDの配当調整記帳はそれぞれ一件となります。
例)ある配当落ち日前日にNSDQを、1ロットを2件買い持ちし、0.5ロット1件を売り持ちにしたまま翌営業日を迎えた場合。
配当落ち日の口座記帳は、以下の1件となります。
(ロング・買い持ち +1ロット x 2) ― (ショート・売り持ち -0.5ロット x 1)=ロング1.5ロット分の配当入金1件の記帳のみとなります。