2022/06/14 7:25 JST投稿
【米国】
為替(6月14日6時00分)
米ドル円(USDJPY) 134.39-134.44 (円)
ユーロ円(EURJPY) 139.87-139.96 (円)
ユーロ米ドル(EURUSD) 1.0407-1.0412 (米ドル)
ポンド円(GBPJPY) 162.94-163.14 (円)
ポンド米ドル(GBPUSD) 1.2129-1.2137 (米ドル)
6月13日のニューヨーク外国為替市場では、米連邦準備理事会(FRB)が6月14、15日に開催する連邦公開市場委員会(FOMC)での積極的な利上げへの警戒感が高まっている。さらに、暗号資産の下落、中国でのコロナウイルス感染再拡大を受け、投資家心理が冷え込みリスク回避のリスクオフの姿勢が強まった。
なお、4月英国内総生産(GDP、結果:-0.3%、予想:0.1%、前回:-0.1%)が2カ月連続のマイナス成長となりポンド売りが優勢だった。ポンド・米ドル(GBPUSD)は1.2207ドルから1.2124ドルまで下落し、2020年5月以降ほぼ2年ぶりの安値を更新した。その後は小幅に値を戻し、終値は1.2141ドルだった。
米ドル・円(USDJPY)は、朝方にリスクオフの円買いが強まり、この日の安値133.59円を付けた。その後は、先週末の安値133.37円が下値支持線(サポート)となり買戻しが入り、値を上げた。長期金利が上昇し、一時2011年4月以来の水準3.44%に値を上げると米ドルが買い戻され終値は134.42円となった。
ユーロ・米ドル(EURUSD)は、朝方は米ドル買いが優勢となり小幅に値を落としたが、米ドルが売られると徐々に値を戻した。この日の高値1.0523ドルまで値を上げたが、リスク回避の姿勢が強まると、徐々に値を下げ5月16日以来の安値1.0400ドルまで再び値を落とし、終値は1.0409ドルだった。
ユーロ・円(EURJPY)は、リスク回避の姿勢の強まりから円買いが強まると、この日の安値139.39円を付けた。その後は境目の140円を上回るまで値を戻し終値は139.92円だった。
株式
NYダウ平均 USD 30,516.74 -876.05 (-2.79%)
NASDAQ総合 USD 10,809.225 -530.799 (-4.68%)
S&P500 USD 3,749.63 -151.23(-3.87%)
6月13日の米株式市場のダウ工業株30種平均は前日の終値を4日連続で下回った。高インフレへの対応で6月14、15日に開催されるFOMCでの利上げの加速が警戒され、終了間際に1,000ドル超下落した。投資家心理の冷え込みから長期金利が3.3375%から3.4310%まで急激に上昇した影響が大きかった。幅広い銘柄が売られ、3指数揃って値を下げた。
債券
米国債10年 3.165%(+0.123)
商品
NY原油(WTI) 1バレル=USD 120.93 +0.26(+0.22%)(7月渡し)
NY金(COMEX) 1オンス=USD 1,831.8 -43.70(-2.33%)(8月渡し)
【日本】円安加速し対ドルで24年ぶりの高値更新
為替(17時)
6月13日の東京外国為替市場で、米ドル・円が1998年10月以来、約24年ぶりの高値135.22円を更新した。しかし、日銀の黒田総裁が急激な円安は経済にとってマイナスで望ましくないと牽制し、風向きが変わった。
米ドル・円は、朝方から徐々に値を上げ、約24年ぶりの高値135.22円を更新した。しかし、黒田総裁の警戒発言から米ドル売りに転じ、徐々に値を下げ134.43円付近まで値を下げた。その後は、小幅に値を上げ17時時点では134.59円となった。
ユーロ・円は、中国で再びコロナウイルス感染拡大を受けた上、株価が下落すると投資家心理が冷え込みリスク回避の姿勢が強まった。朝方は、買いが優勢で小幅に値を上げたが、リスク回避の姿勢が強まり、徐々に値を下げこの日の安値140.74円まで値を下げた。17時時点では140.86円となっている。
ユーロ・米ドルは、小幅な動きながら米ドル・円の上昇につられドル買いが優勢となり小幅に値を下げた。17時時点では1.0465ドルとなった後、この日の安値1.0456ドルを付けている。
債券
国債先物・22年9月限 148.50 (-0.53)
10年長期金利 0.250%(変化なし)