2022/07/05 6:15 JST投稿
【米国】
為替(7月5日6時00分)
米ドル円(USDJPY) 135.60-135.70 (円)
ユーロ円(EURJPY) 141.39-141.40 (円)
ユーロ米ドル(EURUSD) 1.0422-1.0426 (米ドル)
ポンド円(GBPJPY) 164.21-164.36 (円)
ポンド米ドル(GBPUSD) 1.2104-1.2104 (米ドル)
7月4日のニューヨーク外国為替市場では、欧州株の上昇を受けた投資家心理の上向きから欧州時間に上昇した。その後は、独立記念日のため市場参加者が少なく値動きは限定的だった。
米ドル・円(USDJPY)では、欧州株上昇を受けた投資家心理の上向きや、日米金融政策の違いから堅調に値を上げ、この日の高値135.77円まで米ドルが買われた。その後は、祝日を受けほぼ横ばいで推移し終値は135.62円となった。
ユーロ・米ドル(EURUSD)は、6月ユーロ圏生産者物価指数(PPI、前年比、結果:36.3%、予想:37.1%、前回:37.2%)が鈍化し、過度なインフレ懸念後退した影響が大きかった。この結果を受け、欧州時間に欧州株価が上昇し投資家心理が上向きユーロ買いが優勢だった。しかし、欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁が、ロシアが天然ガスの供給を停止しエネルギー不足になると、ドイツだけでなくユーロ圏全体が景気後退(リセッション)に陥る恐れがあるとの発言からリスク回避の動きが強まった。地政学リスクの長期化による景気後退の懸念もあり、徐々に値を下げ、この日の安値1.0417ドルまで売られた。その後は、小幅な動きに留まり、終値は1.0422ドルだった。
なお、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連邦銀行(中央銀行)総裁は、南欧諸国の借り入れコストを押し下げようとするECBの取り組みに注意喚起を行なった。さらに、ECBはインフレ対応に焦点を当てるべきであり、そのためには現在想定されている以上の利上げが必要になるかもしれないと自身の見解を述べた。
ユーロ・円(EURJPY)は、日本と欧州の金融政策の違いが意識された上、米国の祝日を受け取引高が減少し方向感の出にくい取引が続いた。終了間際にデギンドス副総裁の発言などからリスク回避の動きが強まると値を下げ141.36円で終えている。
*株式市場などは独立記念日の祝日により休場
【日本】朝方にリスク回避強まるも小幅に値を戻す
為替(17時)
7月4日の東京外国為替市場では、世界的な景気後退懸念から投資家のリスク回避の動きが強まり、朝方に円を買う動きが優勢となった。
米ドル・円は、朝方はリスク回避の円買いが優勢となり、この日の安値134.79円まで値を下げた。しかし、日本と欧州市場で株価が堅調に推移すると投資家心理が上向き、米ドル買いが優勢となり、この日の高値135.52円まで値を戻した。米国が祝日のため大きな動きにつながりづらい状況だった。17時時点では135.44円となっている。
ユーロ・円は、朝方はリスク回避の円買いが入り、この日の安値140.62円まで値を下げた。その後は、株価の上昇を受け、投資家心理が上向き17時時点では141.27円となった。しかし、米国の休場を受け上昇は小幅にとどまっている。
ユーロ・米ドルは、欧州株上昇を受け投資家心理が上向きユーロ買いにつながった。しかし、米国の休場を受け小幅な動きに留まり、17時時点では1.0431ドルだった。
債券
国債先物・22年9月限 148.96 (+0.06)
10年長期金利 0.220%(+0.005)