【米国】
為替（2023年2月8日 6時00分）
米ドル円 USD/JPY 131.05 (円)
ユーロ円 EUR/JPY 140.62 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0730 (米ドル)
ポンド円 GBP/JPY 157.90 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2049 (米ドル)
2月7日のニューヨーク外国為替市場では、米中央銀行メンバーの発言を受けて売り買いが交錯する展開となった。ミネアポリス連銀総裁はインタビューで追加利上げの必要性を主張し、市場では一時米ドルの買い材料とされた。その後、パウエルFRB（米連邦準備理事会）議長がワシントンDCでのインタビューで「インフレが著しく鈍化する年になる」と言及すると、急速に米ドルの売りが進み、米ドル円は一時130円台まで下落した。しかし、「強い雇用市場やインフレを示すデータが続けば、更なる利上げが必要」と述べると、一転して米ドルを買い戻す展開となった。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債（長期金利）の利回りを上回る現象（逆イールド）が継続しており、2年債が4.46%、10年債が3.67%となっている。
米ドル・円（USD/JPY）は、132.02円で始まると徐々に値を切り下げる展開となった。パウエルFRB議長がインフレが鈍化するとの見通しを示すと、一時130.48円まで下落。その後は急速に値を戻し、131.05円で引けた。
ユーロ・米ドル（EUR/USD）は、やや軟調に始まり、一時は1.0669ドルまで下落した。しかし、パウエルFRB議長のインタビューが始まると1.0766ドルまで急速に上昇。その後も発言内容を材料に乱高下する展開となり、1.0730ドルで取引を終えた。ポンドは、対米ドルで1.20409ドル近辺まで上昇した。
ユーロ・円（EUR/JPY）は、141.33円近辺で取引を開始し、その後は軟調に推移した。軟調な欧州株式市場を受けてリスクを回避するユーロ売り・円買いの動きが優勢となり、一時140.29円まで下落。その後はやや反発し、140.62円で引けた。
株式
NYダウ平均 USD 34,156.69 265.67 (+0.78%)
NASDAQ総合 USD 12,113.79 226.34 (+1.90%)
S&P500 USD 4,164.00 52.92 (+1.29%)
2月7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日ぶりの反発となった。注目されたパウエルFRB議長のインタビューはややハト派的と捉えられ、市場ではリスクを許容する動きが優勢となった。なかでもNASDAQ総合指数を構成するハイテク銘柄が堅調に推移。マイクロソフトやアルファベット、半導体のエヌビディアの上昇が目立った。
債券・商品先物
米国債10年 3.679% (+0.036)
NY原油（WTI） USD/バレル 77.49 (-2.74%)
NY金（COMEX） USD/オンス 1,884.30 (+0.22%)
【日本】 パウエルFRB議長発言を前に、米ドルの利益確定売りが優勢
為替（17時）
2月7日の東京外国為替市場では、ここ数日にわたって米ドル買いの基調が続いていたこともあり、一旦目先の利益を確定する動きが優勢となった。また、朝方には政府高官が日銀総裁人事に関する報道を改めて否定し、一時は円買い・米ドル売りの材料とされた。この後のニューヨーク取引時間では、パウエルFRB議長がワシントンDCでインタビューに応じるとあって、その前にリスクを落とす動きもあったようだ。
米ドル・円は、132.62円で始まると、その後は時間の経過とともに下落する展開となった。夕方には一時131.71円まで下落する場面もあったが、引けにかけてはやや値を戻して131.89円で取引を終えた。
ユーロ・米ドルは、午前中はやや上昇基調にあったが、夕方にかけて反落。一時は1.0697ドルまで下落した。その後も軟調に推移し、1.0718ドルで引けた。
ユーロ・円は、142.26円で取引を開始し、その後はほぼ一貫して値を切り下げる展開となった。夕方には下落ペースが加速し、141.36円近辺で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.490% (+0.000)