米10年債は一時4%台到達、米ドル円は底堅く推移

【米国】

為替(2023年3月2日  6時00分)
米ドル円     USD/JPY  136.227  (円)
ユーロ米ドル  EUR/USD  1.06688  (米ドル)
ユーロ円     EUR/JPY   145.345  (円)
ポンド円     GBP/JPY   163.807  (円)
ポンド米ドル  GBP/USD  1.20242  (米ドル)
 
3月1日のニューヨーク外国為替市場では、方向感のない展開となった。この日発表された米ISM製造業景気指数(前回47.4、予想47.8、結果47.7)は市場予想を小幅に下回った。一方、ISM支払価格指数は予想を上回る高水準となり、これを受けて米10年債利回りが一時4%台まで上昇。米ドルの買い材料とされ、ドル円は底堅く推移した。また、ドイツなど欧州主要国の長期金利も上昇しており、これを受けてユーロが強含む展開となった。
 
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.89%、10年債が3.99%となっている。
 
米ドル・円(USD/JPY)は135.41円で始まると、高値136.32円と安値135.40円の範囲で上下。136.23円で取引を終えた。
 
ユーロ・米ドル(EUR/USD)は1.0687ドルで取引を開始し、一時は1.0692ドルまで上昇した。一方で1.0644ドルまで売られる場面もあった。1.0669ドルで取引を終えた。ポンドは、対米ドルで1.2024ドル近辺での取引となっている。
 
ユーロ・円(EUR/JPY)は144.70円で始まると、一時は144.70円まで下落。しかし、引けにかけては強含み、高値近辺となる145.35円で引けた。
 
 
株式
NYダウ平均     USD  32,661.84   +5.13 (+0.02%)
NASDAQ総合  USD  11,379.48   -76.06 (-0.66%)
S&P500       USD  3,951.39   -18.76 (-0.47%)
 
3月1日の米株式市場のダウ工業株30種平均は反発となった。米長期金利が上昇したことで相場の重石となったが、建機大手キャタピラーやエネルギー関連など一部銘柄の上昇が指数を押し上げた。個別では、半導体大手エヌビディアや動画大手ネットフリックスなどが売られた一方、ソフトウェア大手セールスフォースや半導体のインテルなどが買われた。
 
債券・商品先物
米国債10年                  3.992%  (+0.070)
NY原油(WTI)   USD/バレル  77.72  (+1.18%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  1,843.50  (+0.50%)
 

【日本】 欧州諸国の長期金利上昇でユーロやポンドが買われる

 
為替(17時)
3月1日の東京外国為替市場ではユーロを買う動きがやや優勢だった。全体的に材料難が意識されるなか、夕方に入って市場はユーロの通貨ペアに注目。ドイツや英国の長期金利上昇に釣られる形でユーロやポンドが徐々に値を切り上げた。
 
米ドル・円は136.21円で始まると日中は概ね横ばいで推移。夕方にかけて下落に転じ、一時135.86円まで値を切り下げた。そのまま安値近辺となる135.89円で取引を終えた。
 
ユーロ・米ドルはほぼ一貫して堅調な展開となった。1.0580ドルで取引を開始し、順調に値を切り上げると、この日の高値近辺となる1.0648ドルで引けた。
 
ユーロ・円は堅調な展開となった。144.10円で始まると、一時144.80円まで上昇。そのまま底堅く推移し、144.71円で取引を終えた。
 
債券
10年長期金利 0.503% (+0.005)

この記事をシェアする
もっと読む
クッキー(Cookie)について: お客様が本ウェブサイトにアクセスする際、セキュリティの確保やお客様に関する情報を取得することを目的に、クッキー(Cookie)を使用する場合があります。 本ウェブサイトにお客様が継続的に訪問する場合、クッキーについて同意することと見なします。またクッキーはいつでも削除することが可能です。
FAQ お問合せ サポートデスク
月曜日-金曜日
9:00-24:00