【米国】
為替(2023年3月24日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 130.79 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0835 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 141.69 (円)
ポンド円 GBP/JPY 160.72 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2286 (米ドル)
3月23日のニューヨーク外国為替市場では、米ドル売り・円買いが優勢となった。米債券市場で長期金利が低下し、日米金利差の縮小を踏まえた米ドル売りが進行。昨日のFOMC(米連邦公開市場委員会)以降、市場ではFRB(米連邦準備理事会)による今後の利上げ停止を意識した展開となっているようだ。また、米国株式相場が大幅高から一時下落に転じたことも米ドルの重石となった。なお、議会公聴会でイエレン米財務長官が預金保護のための追加的な措置について言及したことは、投資家心理の改善に寄与した。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が3.84%、10年債が3.42%となっている。
米ドル円は軟調な展開となった。131.48円で取引を開始すると、一時は130.32円まで下落する場面があった。引けにかけてはやや持ち直し、130.8円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0873ドルで始まり、水準を切り下げる展開が続いた。一時は1.0826ドルまで下落し、1.0836ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2286ドル近辺での取引となっている。なお、英国中央銀行は政策金利を市場予想通り25ベーシスポイント引き上げることを決定した。
ユーロ円は米ドル円に近い値動きとなった。142.96円で取引を開始し、水準を切り下げると、一時は141.16円まで下落。その後はやや持ち直し、141.70円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 32,105.25 75.13 (+0.23%)
NASDAQ総合 USD 11,787.4 117.44 (+1.01%)
S&P500 USD 3,948.72 11.75 (+0.30%)
3月23日の米株式市場のダウ工業株30種平均は反発した。FRBによる利上げ停止の思惑から、金利感応度の高いハイテク関連株などが買われ、相場の支えとなった。個別では、決算に併せて人員削減を発表したIT大手アクセンチュアなどが上昇したほか、アプライド・マテリアルズやラムリサーチなどの半導体製造装置銘柄の買いが目立った。
債券・商品先物
米国債10年 3.4201% (-0.022)
NY原油(WTI) USD/バレル 69.96 (+0.01%)
NY金(COMEX) USD/オンス 1,995.90 (+1.26%)
【日本】 パウエル議長のハト派的発言を受け、米ドル売りの流れを引き継ぐ
為替(17時)
3月23日の東京外国為替市場では、やや米ドル売りが優勢となった。FOMC後では25ベーシスポイントの利上げが決定された。しかし、市場ではその後のパウエル議長の会見がハト派的だったと受け止められ、米ドルが売られやすい状況となった。パウエル議長は会見で、利上げの停止を検討したことについて言及した。
米ドル円はやや軟調に推移した。131.47円で取引を開始すると徐々に水準を切り下げ、一時は130.42円まで下落。夕方にかけてはやや切り返し、131.2円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0858ドルで始まり、水準を切り上げる展開となった。一時は1.0930ドルまで上昇する場面も見られたが、引けにかけてはやや押し戻され、1.0900ドルで引けた。
ユーロ円は142.75円で取引を開始すると、朝方は軟調に推移。一時は142.19円まで下落する場面があった。しかし、その後は反発すると、変動を伴いながら徐々に水準を切り上げ、143.01円まで戻して取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.301% (-0.028)