次回FOMCでの利上げ見送り観測から米ドル売りが優勢

【米国】

為替(2023年6月2日  6時00分)
米ドル円           USD/JPY  138.82  (円)
ユーロ米ドル    EUR/USD  1.0760  (米ドル)
ユーロ円           EUR/JPY   149.38  (円)
ポンド円           GBP/JPY   173.85  (円)
ポンド米ドル    GBP/USD  1.2523  (米ドル)
 
6月1日のニューヨーク外国為替市場では、米ドルが売られる展開となった。次回のFOMC(米連邦公開市場委員会)で利上げが見送られるとの見方が広がり、米金利水準が低下したことで日米金利差が縮小。米ドルの売り材料とされた。なお、この日発表されたISM製造業景気指数(前回47.1、予想47.1、結果46.9)は市場予想を若干下回り、市場では米経済の減速が意識された。
 
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.33%、10年債が3.59%となっている。
 
米ドル円は139.09円で取引を開始。取引時間前半に一時139.18円まで上昇する場面があったが、その後は軟調な地合いが続いた。一時は138.46円まで下落する場面もあった。引けにかけても上値の重い展開となり、138.83円で取引を終えた。
 
ユーロドルは1.0708ドルで始まると、その後は堅調に推移。一時は1.0773ドルまで上昇した。取引時間終盤はやや勢いを失い、1.0761ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2523ドル近辺での取引となっている。
 
ユーロ円は148.94円で取引を開始。朝方には一時的に148.70円まで下落する場面があった。しかし、その後は水準を切り下げる展開となり、一時は149.46円まで上昇。149.39円で取引を終えた。
 
株式
NYダウ平均     USD  33,061.57   +153.30 (+0.47%)
NASDAQ総合  USD  13,100.98   +165.68 (+1.28%)
S&P500            USD    4,221.02    +41.19 (+0.99%)
 
米株式市場のダウ工業株30種平均は反発となった。米債務上限問題を巡って民主党が採決を急ぐ姿勢を見せ、問題解決への期待が株式相場の支えとなった。個別では半導体大手エヌビディアやソーシャルメディア大手メタ・プラットフォームズなどが上昇した一方、ソフトウェア大手セールスフォースや投資銀行大手ゴールドマン・サックスなどが下落した。
 
債券・商品先物
米国債10年                  3.5978%  (-0.048)
NY原油(WTI)   USD/バレル    70.07  (+3.66%)
NY金(COMEX)  USD/オンス  1,994.5  (+0.67%)
 
 

【日本】 米債務上限関連法案の下院可決など受けリスクオン、円は売られる展開に

 
為替(17時)
6月1日の東京外国為替市場では、円が売られる展開となった。米債務上限関連法案が下院で可決されたことや、国内株式相場が堅調に推移したなどを受けて、リスク資産への投資に伴う円売り圧力が強まった。また、FRB(米連邦準備理事会)当局者の発言を受けて利上げが休止されるとの思惑が広がった。
 
米ドル円は139.20円で取引を開始。朝方に一時138.96円まで下落したものの、その後は反発して堅調に推移した。一時は139.95円まで上昇し、そのまま底堅く推移して139.80円で取引を終えた。
 
ユーロドルは1.0693ドルで始まると、取引時間前半はやや軟調に推移。一時は1.0662ドルまで下落する場面があった。しかし、夕方にかけてはやや強含む展開となり、1.0687ドルで引けた。
 
ユーロ円は148.84円で取引を開始。朝方は軟調に推移し、一時は148.63円まで下落した。しかし、その後は徐々に水準を切り上げる展開となり、一時は149.46円まで上昇。そのまま149.40円で取引を終えた。
 
債券
10年長期金利 0.415% (-0.012)

この記事をシェアする
もっと読む
クッキー(Cookie)について: お客様が本ウェブサイトにアクセスする際、セキュリティの確保やお客様に関する情報を取得することを目的に、クッキー(Cookie)を使用する場合があります。 本ウェブサイトにお客様が継続的に訪問する場合、クッキーについて同意することと見なします。またクッキーはいつでも削除することが可能です。
FAQ お問合せ サポートデスク
月曜日-金曜日
9:00-24:00