【米国】
為替(2023年10月10日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 148.51 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0566 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 156.93 (円)
ポンド円 GBP/JPY 181.7 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2235 (米ドル)
10月9日のニューヨーク外国為替市場では、米ドルが売られる展開となった。この日、FOMC(米連邦公開市場委員会)で投票権を持つ米ダラス連銀総裁は、米長期債利回りの急上昇が追加利上げの必要性を減らす可能性があると述べた。また、FRB(米連邦準備理事会)副議長も利回り上昇による景気の引き締め効果について言及。これらを受けて市場では金融引き締めの長期化に対する観測が後退し、米ドルの売りが優勢となった。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が5.07%、10年債が4.80%となっている。
米ドル円は149.15円で取引を開始。一時は149.18円まで上昇したものの、その後は軟調に推移する展開となった。徐々に水準を切り下げると、一時は148.44円まで下落。引けにかけても軟調に推移し、148.51円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0528ドルで始まると、段階的に水準を切り上げる展開となった。一時は1.0523ドルまで下落する場面もあったが、取引時間の後半にかけて強含み、1.0572ドルまで上昇。そのまま1.0567ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2235ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円は157.03円で取引を開始。方向感を欠く展開となり、高値157.2円と安値156.52円の範囲で推移した。引けにかけても膠着した展開が続き、156.93円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 33,604.65 +197.07 (+0.59%)
NASDAQ総合 USD 13,484.24 +52.89 (+0.39%)
S&P500 USD 4,335.66 +27.15 (+0.63%)
米株式市場のダウ工業株30種平均は続伸となった。中東情勢の緊張を受けて一時は売られる場面があったものの、その後はFRBによる金融引き締めが長期化するとの見方が後退し、株式相場にとって追い風となった。個別では石油大手のエクソンモービルやシェブロンなどの上昇が目立った一方、半導体大手エヌビディアやクレジットカード大手マスターカードなどが下落した。
債券・商品先物
米国債10年 4.8019% (+0.000)
NY原油(WTI) USD/バレル 86.38 (+4.33%)
NY金(COMEX) USD/オンス 1,864.3 (+1.03%)
【日本】 中東情勢の緊張を受けて円買いが一時優勢
為替(17時)
10月9日の東京外国為替市場では、円が買われる展開となった。週末に発生したイスラム組織ハマスとイスラエルの衝突を受けて、リスク回避に伴う円買いが優勢で始まった。しかし、この日は東京市場が休場とあって市場参加者が少なく、積極的な取引は見られなかった。
米ドル円は149.12円まで下落して取引を開始。その後は方向感を欠く展開となり、一時は149.20円前後で上下する展開となった。一時は148.99円まで下落する場面もあったが、149.17円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0557ドルで始まると、朝方に一時1.0574ドルまで上昇する場面があった。しかし、その後は徐々に水準を切り下げる展開となり、一時は1.0520ドルまで下落。そのまま引けにかけても軟調に推移し、1.0523ドルで引けた。
ユーロ円は157.39円で取引を開始。朝方から軟調な値動きが継続し、一時は156.93円まで下落。引けにかけても軟調に推移し、156.97円で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.7975% (+0.000)