【米国】
為替(2023年10月19日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 149.93 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0536 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 157.96 (円)
ポンド円 GBP/JPY 182.01 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2139 (米ドル)
10月18日のニューヨーク外国為替市場では、米ドルが買われる展開となった。米長期金利が上昇したことで米ドル買いが優勢となった。中東情勢の緊迫化を背景に原油先物相場が上昇しており、米国でのインフレの長期化に対する警戒感が強まった。また、この日発表された米住宅建築許可件数(前回1,543千件、予想1,460千件、結果1,473千件)は市場予想を上回り、住宅市況の回復基調がより鮮明になった。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が5.21%、10年債が4.9%となっている。
米ドル円は149.68円で取引を開始。一時は149.63円まで下落したものの、その後は段階的に水準を切り上げる展開となった。引けにかけても堅調に推移し、149.93円まで上昇して取引を終えた。
ユーロドルは1.0561ドルで始まると、一時は1.0575ドルまで上昇した。しかし、その後は上値を抑えられる展開となり、一時は1.0523ドルまで下落。引けにかけてはやや反発し、1.0536ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2139ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円は158.07円で取引を開始。一時は157.69円まで下落する場面があった。しかし、その後は反発し、一時は158.24円まで上昇。引けにかけてはやや反落し、157.97円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 33,665.08 -332.57 (-0.98%)
NASDAQ総合 USD 13,314.3 -219.45 (-1.62%)
S&P500 USD 4,314.6 -58.59 (-1.34%)
米株式市場のダウ工業株30種平均は反落となった。米長期金利が上昇したことを受けて、株式相場にとって重しとなる状況が意識された。個別では半導体大手エヌビディアや電気自動車大手テスラなどの下落が目立った一方、石油大手のエクソンモービルやシェブロンなどが上昇した。
債券・商品先物
米国債10年 4.9000% (+0.068)
NY原油(WTI) USD/バレル 87.16 (+0.57%)
NY金(COMEX) USD/オンス 1,960.5 (+1.28%)
【日本】 主要通貨ペアは小動きに終始、中国の経済統計などを材料視
為替(17時)
10月18日の東京外国為替市場では、主要通貨ペアは小動きに終始した。この日発表された中国の小売売上高や鉱工業生産指数はいずれも市場予想を上回ったが、そうしたなかでも中国の株価指数は軟調に推移し、リスク回避の投資行動に伴う円買いが一時優勢となった。しかし、米長期金利が上昇すると、一転して米ドル買い・円売りが進行する展開となった。
米ドル円は149.78円で取引を開始。一時は149.49円まで下落する場面があったが、その後は反発して149.79円まで上昇した。引けにかけても底堅く推移し、149.75円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0576ドルで始まると、取引時間の前半に1.0561ドルまで下落する場面があった。しかし、その後は徐々に水準を切り上げる展開となり、一時は1.0594ドルまで上昇。1.0579ドルで引けた。
ユーロ円は158.39円で取引を開始すると、朝方に一時158.13円まで下落した。しかし、その後は反発する展開となり、一時は158.53円まで上昇。158.42円で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.8025% (+0.023)