米国休場のなか主要通貨ペアは小動き、FRB議長証言を待つ姿勢も

【米国】

為替(2023年6月20日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY  141.99  (円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.0921  (米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   155.07  (円)
ポンド円          GBP/JPY   181.57  (円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.2794  (米ドル)
 
6月19日は米国市場が黒人奴隷解放記念日により休場となる中、主要通貨ペアはいずれも小動きとなった。日本や欧州の株式相場がいずれも下落するなか、一時はリスク回避に伴う円買いが進む場面も見られた。しかし、その後は21-22日に予定されるパウエルFRB(米連邦準備理事会)議長の議会証言を控えて、様子見姿勢が強まる展開となった。
 
米ドル円は141.85円で取引を開始。朝方に一時は141.66円まで下落する場面もあった。その後は反発して瞬間的に何度か142円台を突破する場面があったが、一段と米ドルを買い進む勢いは見られず、142.00円で取引を終えた。
 
ユーロドルは1.0921ドルで始まると、小幅ながら徐々に下値を切り上げる展開となった。午後になると一時は1.0929ドルまで上昇。そのまま1.0922ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2794ドル近辺での取引となっている。
 
ユーロ円は154.92円で取引を開始。薄商いのなかで方向感を欠く展開に終始し、高値155.09円と安値154.69円の範囲で推移した。引けにかけても膠着感は続き、155.08円で取引を終えた。
 
*株式市場・先物市場は黒人奴隷解放記念日により休場
 
 

【日本】 軟調な国内株式相場を受け円買いが進行

 
為替(17時)
6月19日の東京外国為替市場では、円買いがやや優勢となった。国内株式相場が軟調に推移したことで、リスク回避に伴う円買いが進行。日経平均株価が一時400円超の下げ幅となったことを受け、円買いが加速した。ただ、午後に米バークシャー・ハサウェイが大手商社株を買い増すと報じられると、円買いの圧力はやや緩和した。
 
米ドル円は141.80円で取引を開始。朝方は一時141.97円まで上昇する場面があったものの、その後は上値の重さが意識される展開となった。午後になると一時141.44円まで下落し、引けにかけてはやや水準を回復して141.85円で取引を終えた。
 
ユーロドルは1.0939ドルで始まると、軟調に推移した。午前中には一時1.0946ドルまで上昇したものの、その後は水準を切り下げる展開となり、一時は1.0925ドルまで下落。そのまま1.0930ドルで引けた。
 
ユーロ円は155.14円で取引を開始。朝方には一時155.32円まで上昇したものの、その後は上値の重い展開となった。取引時間の後半には一時154.65円まで下落。引けにかけてはやや持ち直し、155.04円で取引を終えた。
 
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