【米国】
為替(2023年8月31日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 146.25 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0923 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 159.75 (円)
ポンド円 GBP/JPY 185.87 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2717 (米ドル)
8月30日のニューヨーク外国為替市場では、円が売られる展開となった。特に円は欧州通貨に対して下落し、それが対米ドルでの円売りにも波及した。ただし、この日発表された8月のADP雇用者数(前月比)(前回324千人、予想196千人、結果177千人)は市場予想を下回り、年収の数値の伸びも鈍化。労働市場のひっ迫感の緩和を示唆するデータとして受け止められ、これらは米ドルを売る圧力となった。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.87%、10年債が4.11%となっている。
米ドル円は146.35円で取引を開始。朝方は軟調な展開となり、一時は145.56円まで下落した。しかし、そこから徐々に水準を切り上げる展開となり、一時は146.37円まで上昇。146.26円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0879ドルで始まると、一時は1.0946ドルまで上昇した。しかし、その後は徐々に水準を切り下げる展開となり、一時は1.0875ドルまで下落。1.0923ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2717ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円は159.21円で取引を開始。朝方から堅調な展開となり、一時は159.77円まで上昇した。引けにかけても底堅く推移し、159.76円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 34,890.24 +37.56 (+0.11%)
NASDAQ総合 USD 14,019.31 +75.54 (+0.54%)
S&P500 USD 4,514.87 +17.23 (+0.38%)
米株式市場のダウ工業株30種平均は続伸となった。この日発表された雇用関連指標などが予想を下回り、FRB(米連邦準備理事会)による追加利上げへの警戒感が和らいだ。個別では電子機器大手アップルや検索大手アルファベットなどが上昇した一方、ソーシャルメディア大手メタプラットフォームズや電気自動車大手テスラなどの下落が目立った。
債券・商品先物
米国債10年 4.111% (-0.012)
NY原油(WTI) USD/バレル 81.63 (+0.57%)
NY金(COMEX) USD/オンス 1,973.0 (+0.40%)
【日本】 堅調な国内やアジアの株式相場を受けて円が売られる
為替(17時)
8月30日の東京外国為替市場では、円が売られる展開となった。朝方には米長期金利の低下を受けて米ドル売り・円買いが進む場面もあったが、その後は国内やアジアの株式相場が堅調に推移したことから、リスクテイクに伴う円売りが優勢となった。午後になると米長期金利も持ち直し、米ドルが買われやすかった。
米ドル円は145.91円で取引を開始。朝方に一時は145.78円まで下落したものの、その後は徐々に水準を切り上げる展開となった。一時は146.51円まで上昇し、そのまま146.41円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0879ドルで始まると、緩やかに水準を切り下げる展開となった。夕方にかけても軟調な地合いが続き、一時は1.0856ドルまで下落。引けにかけても展開は変わらず、1.0865ドルで引けた。
ユーロ円は158.75円で取引を開始。この日はほぼ一貫して堅調に推移し、夕方にかけても強含んだことで、一時は159.17円まで上昇した。引けにかけても底堅く推移し、159.07円で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.6508% (+0.009)