【米国】FOMCの結果を受けて、全般でドル買いが優勢となった
為替(2024年12月19日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 154.67(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0364 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 160.32 (円)
ポンド円 GBP/JPY 194.52 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2575 (米ドル)
12月18日のニューヨーク外国為替市場は、FOMC結果公表前は調整目的のドル買いフローが入り、小幅にドル買いが進んだ。FOMC結果公表では市場予想通り0.25%の利下げとなった。もっともパウエルFRB議長は「労働市場は引き続き堅調」「インフレは2%の目標にかなり近づいている」としたものの「当局者は来年の政策金利を高く予想し、インフレ率の上昇と一致している」「政策金利が中立金利に近づいていることも利下げに慎重になる理由だ」とした。
米ドル円は、小幅に上値は切り上げ25時台には154.08円まで上値を伸ばしたものの、FOMCの結果公表を前に様子見ムードが広がり、小幅なレンジで神経質に上下した。FOMCで市場予想通りの0.25%利下げの結果公表されたものの「来年の利下げペースは鈍化する」といった「タカ派的な利下げ」だったことを受けて一時154.77円まで急反発した。
ユーロドルは、FOMCの結果公表を前に調整のドル買いフローが入り、26時前には1.0466ドルまでユーロ売り・ドル買いが進んだ。FOMCの結果公表では、市場予想通りの0.25%の利下げとなった他、FOMCメンバーの金利見通しで来年の利下げペースが鈍化するとの見通しから、ドル買いが優勢となり、1.0343ドルまでユーロ安・ドル高が進んだ。もっとも11月22日の安値1.0331ドルを前に下げ渋った。
株式
NYダウ平均 USD 42,307.47 -1,140.61(-2.62%)
NASDAQ総合 USD 19,380.87 -727.43(-3.61%)
S&P500 USD 5,869.21 -181.09(-2.99%)
株式市場は、FOMCで市場予想通り0.25%の利下げが決定されたが、メンバーの金利見通し(ドット・プロット)で来年の利下げペースが鈍化するとの見通しが示されると、金利高止まりへの警戒感から売りが優勢となった。ハイテク株比率が高いナスダックでも、大幅に下落した。
債券・商品先物
米国債10年 4.502% (+0.107)
NY原油(WTI) USD/バレル 69.38 (-0.50%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,606.9 (-2.01%)
【日本】今夜米時間にFOMC結果公表を前にして、全般に様子見ムードが広がり方向感は出にくかった
為替(17時)
12月18日の東京外国為替市場は、安く寄り付いた日経平均株価が下げ幅を縮めると、東京仲値にかけては円売りが優勢となった。ただ、その勢いは続かず、全般で小幅なレンジでのもみ合いとなった。欧州勢参入後にはややドル買いが優勢となったが、積極的に方向感が出るような勢いはなく、FOMC結果発表前の様子見ムードが続いた。
米ドル円は、東京時間中値にかけて153.76円まで上昇するも、上値は重たく小幅なレンジで揉み合いが続いた。後場に入ると日経平均株価が一時250円近く下落したことで、円買いが優勢となり、153.33円まで下押した。欧州勢が参入すると、全般でドル買いが強まった流れに沿い153.64円まで買い戻された。
ユーロドルは、ユーロ円の上昇を背景に買いが先行し1.0502ドルまで上昇した。その後はわずかに上値を伸ばしながらも小幅なレンジでの揉み合いが続いた。16時前には1.0512ドルまで上値を伸ばしたものの、欧州勢参入後には全般でドル買いが優勢となり、1.0493ドルまで売り戻された。
ユーロ円は、東京オープンから仲値にかけて、ユーロ買い・円売りが先行し161.46円まで上値を伸ばした。ただ、買い一巡後は上値が重たくなり161.30円台を中心に揉みあいの展開となった。後場には日経平均株価が下げ幅を拡大すると徐々に円買いが優勢となり161.01円まで下押した。欧州勢参入後にはドル円の上昇とユーロドルの下落に挟まれる形で、方向感なく揉み合った。
債券
日本国債10年 1.063% (-0.017)
【市場主要イベント】
18日 ユーロ 11月消費者物価指数
米 FOMC政策金利発表
19日 日 日銀金融政策決定会合
新 7-9月期四半期GDP
英 ECB政策金利発表
米 7-9月期四半期実質GDP
20日 日 11月全国消費者物価指数
米 11月個人消費支出(PCEデフレーター)