【米国】FRB早期利下げ観測は後退するも、上値は重い
為替(2024年2月6日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 148.64 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0742 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 159.68 (円)
ポンド円 GBP/JPY 186.35 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2537 (米ドル)
2月5日のニューヨーク外国為替市場は、米10年債利回りが4.17台まで上昇したことを受けてドル買いが先行するも、米10年債利回りは高値圏で揉み合いドル買いは一服する。
米ISM非製造業景況指数(予想:52.0、結果:53.4)は予想を上回る結果となり、再びドル買いが優勢となるもその動きは限定的となった。
米ドル円は、米10年債利回りの上昇や米ISM非製造業景況指数の予想を上回る結果を受けて、148.89円までドル高が進行するも上値は重く伸び悩む展開となった。
その後の調整で148.50円まで安値を付けるものの、米10年債利回りが4.15%を回復しドル円も上昇し148.64円で引けた。
ユーロドルは、前日からのユーロ安の流れを抜けられず東京時間には揉み合いが続き、米10年債利回りが4.08%台を回復したことを受けさらにドル高ユーロ安が進行。24時の米ISM非製造業景況指数の予想を上回る結果を受けて1.0723ドルの安値を付けた。
株式
NYダウ平均 USD 38,417.41 ‐237.01(‐0.61%)
NASDAQ総合 USD 15,597.67 ‐31.27(‐0.20%)
S&P500 USD 4,942.81 ‐15.80(‐0.31%)
株式市場では、NYダウ平均は3日ぶりに反落。経済指標の好調な結果を受けて米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退や、連日の高値更新から利益確定の売りも入り売りが優勢となった。
ナスダック・S&P500も米10年債長期金利が上昇したことや利益確定売りが出たことで、連日の高値更新はできなかった。
特にハイテク株に売りが多く出ている。
債券・商品先物
米国債10年 4.156% (∔0.125)
NY原油(WTI) USD/バレル 72.85 (+0.79%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2041.8 (‐0.58%)
【日本】FRB利下げ観測の後退でドル買い優勢も上値は重い
為替(17時)
2月5日の東京外国為替市場は、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言から、早期利下げには慎重であるという姿勢を受け、米10年債利回りが4.09%まで上昇するとドル買いが進行した。
米ドル円は、米10年債利回りの上昇を受けて148.82円まで上昇し前週高値を更新した。
その後調整で148.26まで値を下げるも、底は固く米10年債利回りが4.08%台まで再上昇したことも支えとなり148.54円までドル高となるものの148円台後半には利益確定売りも控えており上値はやや重くなっている。
ユーロドルは、フランス・ドイツ・イギリスなど欧州のサービス業PMIの発表を控え、1.0767ドル~1.0786ドルのレンジ内での揉み合いとなっている。
ユーロ円は9時から円安が進行し一時160.27円まで上昇するも、その後は調整が入り徐々に下値を切り下げ159.78をつけるも、再び160円台を回復。
最終的には159.87円で引けた。
債券
10年長期金利 0.725% (+0.004)
【市場主要イベント】
2月 6日 豪 豪準備銀行政策金利発表
2月 9日 加 1月新規雇用者数
加 1月失業率