【米国】CPIの結果を受けてドル買い優勢
為替(2024年2月14日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 150.78 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0707 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 161.44 (円)
ポンド円 GBP/JPY 189.81 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2588 (米ドル)
2月12日のニューヨーク外国為替市場は、米1月消費者物価指数【前年同月比】(予想:2.9%、結果:3.1%)の結果が良好であることが発表されると、米10年債利回りの上昇とともにドル買いが進行した。
米10年債利回りは、4.31%と今年の最高値を付けた。
米ドル円は、米1月消費者物価指数(CPI)の良好な結果を受けて、150円をいっきに突破し23時には150.58円の高値を付けた。その後も堅調に推移し、150.88円と今年の最高値を付けた。
その後はドル買いも一服し、150.78円で引けた。
ユーロドルは、上値が重たい。米1月消費者物価指数(CPI)が発表されると、良好な結果を受けてドル買いが進行し2月6日安値の1.0722ドルを割り込み1.0700ドルの安値を付けた。その後いったん買戻しが入るも限定的で、1.0722ドルまで戻した後は再びドル買いが進み1.0707ドルで引けた。
株式
NYダウ平均 USD 38,270.72 -535.56 (-1.38%)
NASDAQ総合 USD 15,659.91 -288.01(-1.80%)
S&P500 USD 4,953.69 -68.77(-1.36%)
株式市場では、米1月消費者物価指数(CPI)の良好な結果を受けて、米10年債利回りが大幅に上昇したことで、株式の相対的な割高感が意識され売りが先行した。市場ではFRBの利下げへの期待感もあったが、CPIの結果から利下げ時期のさらなる交代が観測され、景気への影響を懸念する投資家も多い。
債券・商品先物
米国債10年 4.318% (+0.148)
NY原油(WTI) USD/バレル 77.45 (+0.70%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,005.5(-1.39%)
【日本】米10年債利回りの上昇や、英失業率の結果を受けて円売りが加速
為替(17時)
2月13日の東京外国為替市場は、株式市場が好調で日経平均が一時1,100円の上げ幅を記録し日本株の強さのわりに、為替相場は盛り上がりに欠けた。ただクロス円がリスクオンの外貨買い円売りに傾く場面があった。
米ドル円は、堅調で順調に値を伸ばした。米10年債利回りが4.19%台まで上昇したことや、英失業率(予想:4.0%、結果:3.8%)の発表や英平均賃金の上昇など良好な労働市場の結果を受けて上昇したポンド円につられる形で、上値を伸ばし149.65円まで上昇した。
ユーロドルは、小幅な動きで午前中に1.0760ドルの安値を付けるも、ポンドの上昇を支えに1.0777ドルまで上値を伸ばした。
しかしその後は1.0765ドルまで押し下げられるなど方向感のない動きで、1.0771ドルで引けた。
22時30分に発表を控えている米消費者物価指数を前に積極的な取引は控えられている。
ユーロ円は、底堅く堅調に推移した。16時以降はクロス円の動きにつられ上昇し、161.25円まで上昇した。その後やや押し戻されるも買い優勢は続き161.12円で引けた。
債券
10年長期金利 0.723% (-0.001)
【市場主要イベント】
2月14日 英 消費者物価指数
2月15日 豪 失業率
新規雇用者数
英 第4四半期GDP【速報値】
米 小売売上高
小売売上高【除自動車】
2月16日 米 生産者物価指数
生産者物価指数【コア】
ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】