米ドル・NY株下落、エヌビディアは決算発表を前に一時-7%

【米国】米国連休明け、ドル売りが先行するも揉み合い

為替(2024年2月21日  6時00分)
米ドル円         USD/JPY   149.96  (円)
ユーロ米ドル  EUR/USD  1.0810  (米ドル)
ユーロ円         EUR/JPY   162.12 (円)
ポンド円         GBP/JPY   189.32  (円)
ポンド米ドル  GBP/USD  1.2624  (米ドル)

 
2月20日のニューヨーク外国為替市場は、米10年債利回りが低下したことや1月米景気先行指数(予想:-0.3%、結果-0.4%)が予想を下回ったことも重しとなりドルが売られる展開となった。
しかしその後は、米10年債利回りが反発上昇し下げ幅を縮小させた事で、再び米ドルが買われるが、大きな値動きとなるきっかけはなく、21日(水)のFOMCを前にポジション整理が続いている。
 
米ドル円は、米10年債利回りの低下に伴いドルが売られ149.68円まで安値を押し下げるも底値は固く、米10年債利回りの下げ幅が縮小するのに合わせて上昇し150円台を回復。しかし上げ幅は限定的で150.07ドルの高値を付け買いは一服し、149.96円で引けた。
 
ユーロドルは、米10年債利回りの低下に伴いドル売りユーロ買いが進み、抵抗となっていた1.078ドル後半を上抜け上昇した。1.0838ドルまで高値を伸ばしたが、買いは一服となりその後は戻しが入り、1.0807ドル付近で落ち着いた。
 
株式
NYダウ平均       USD   38,569.81  -49.08  (-0.12%)
NASDAQ総合    USD  15,635.10   -139.16(-0.88%)
S&P500              USD   4,975.85    -28.74  (-0.57%)

株式市場では、米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測が後退する中で、売りがゆうせいとなりNYダウ平均は続落。ただ決算内容が好調なウォルマートが買われ、相場を下支えする場面もあった。
ハイテク株比率が高いナスダックも続落した。21日に決算を発表する予定のエヌビディア株が一時7%近く急落する場面もあった。
 
債券・商品先物
米国債10年                              4.271    (-0.02)
NY原油(WTI)     USD/バレル    77.09    (-1.38%)
NY金(COMEX)  USD/オンス    2,035.8 (+0.33%)
 

【日本】重要指標を前に値動きは限定的


為替(17時)
2月20日の東京外国為替市場は、米10年債利回りのゆるやかな低下にともない米ドルが売られた。ただし米ドル安の動きも限定的で、各通貨で揉み合いが続いている。21日(水)28時のFOMC議事録公表を前に積極的な取引は控えられている。
 
米ドル円は、150.3円を挟み方向感なくもみ合いが続いている。日米の金利差からドルが買われる流れではあるものの、米10年債利回りの緩やかな低下が重しとなり、150.43円を上値に買いは一服し、150.35円で引けた。
 
ユーロドルは、午前中に1.0761ドルの安値を付けるも底値は固く、反発上昇しユーロが買われ1.0774ドルの高値を付けた。いずれも値幅は13pips程の小さな値幅で推移し揉み合いが続いて、1.0769ドルで引けた。
 
ユーロ円は、午前中に161.73円の安値を付けるも底堅く、その後はユール買いが進む。162.04円の高値を付けるも、上値も重くドル円の買いが一服すると161.93円で引けた。
欧州各国で22日に製造業PMI・サービス業PMIの発表が控えているため、積極的な取引は控えられている。

債券
10年長期金利  0.728% (-0.02)
 
【市場主要イベント】
2月21日 独 製造業PMI
         英 製造業PMI
         加 小売売上高
         米 製造業PMI

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