【米国】消費者物価指数の強い結果を受けて、全般ドル買い
為替(2024年4月11日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 153.12 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0742 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 164.31 (円)
ポンド円 GBP/JPY 192.03 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2539 (米ドル)
4月10日のニューヨーク外国為替市場は、米消費者物価指数の予想を上回る結果を受けて全般ドル買いが優勢となった。FRBの利下げ開始時期後退観測が高まり、米10年債利回りが4.568%まで上昇したこともドル買いを支えた。
米ドル円は、米労働省が発表した米消費者物価指数(予想:0.3%、結果:0.4%)が予想を上回ると、FRBの利下げ開始時期が後退するとの観測が高まり、全般でドル買いが優勢となった。意識されていた152円を大きく上抜け、153.24円まで上値を伸ばした。
ユーロドルは、米消費者物価指数の予想を上回る結果を受けて、ドル買いが進行。一時1.0728ドルまで安値を押し下げたが、4月2日の安値1.0724ドルがサポートとして意識されると下げ渋る場面もあった。
株式
NYダウ平均 USD 38,456.53 -427.59(-1.09%)
NASDAQ総合 USD 16,168.22 -139.48(-0.85%)
S&P500 USD 5,159.82 -50.19(-0.96%)
株式市場では、米消費者物価指数が予想を上回るとFRBの利下げ開始時期が後退するとの観測が高まり、株売りが広がった。NYダウ工業平均は、一時570ドル超下落する場面もあった。「イランまたはその代理機関によるイスラエルへのミサイル攻撃差し迫っている」との一部報道を受けて、中東情勢への警戒感の高まりも相場の重しとなった。
債券・商品先物
米国債10年 4.544 (+0.178)
NY原油(WTI) USD/バレル 85.53 (+1.05%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,352.4 (-0.82%)
【日本】米消費者物価指数の発表を前に様子見ムードが広がる
為替(17時)
4月10日の東京外国為替市場は、日本当局による為替介入への警戒感が残る中で、円売りを試す動きが出ている。ただし、かなり慎重な動きでじり高となっている。ニューヨーク時間に控えている米消費者物価指数は、FRBが金融政策を決定するうえでも重要視している指標であることから、様子見で小幅な値動きが続いている。
米ドル円は、小幅ながらもじりじりと上昇している。引けにかけては、151.84円と日通し他県を付けて引けた。ただ、これまでの値幅はわずか16銭程度と非常に狭く、ニューヨーク時間の米消費者物価指数を前に様子見の状態であることがわかる。
ユーロドルは、揉み合いが続き一時1.0847ドルまで安値を押し下げたが底値は固く1.0855ドルまで買い戻され揉み合いが続いた。目立った材料もなく小康状態が続いている。
ユーロ円はやや強含み。対ポンドなどともに、やや円売りに傾き一時164.83円と東京始値をわずかに上回り日通し高値を付けて引けた。日本当局による為替介入も意識される中で慎重に上値を伸ばしている。
債券
10年長期金利 0.794% (+0.015)
【市場主要イベント】
11日 ユーロ ECB政策金利&声明発表
米 生産者物価指数
ユーロ ラガルドECB総裁の記者会見
12日 英 GDP
米 ミシガン大消費者信頼感指数