【米国】英国・米国休場のため市場参加者は少なく、小幅な値動きとなった
為替(2024年5月28日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 156.83 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0858 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 170.29 (円)
ポンド円 GBP/JPY 200.25 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2767 (米ドル)
5月27日のニューヨーク外国為替市場は、全般でドル売りが優勢となった。ユーロでは、仏中銀総裁の6月に続く7月の追加利下げを視野に入れた発言に、ユーロ売りで反応した。もっともメモリアルデーで米国休場やスプリング・バンク・ホリデーで英国が休場ということもあり、市場参加者は少なく積極的な方向感が出ることはなかった。
米ドル円は、ポンドやオセアニア通貨を中心にドル売りが出た影響を受けて、156.70円まで下押したものの、売り一巡後には徐々に下値を切り上げた。取引終了までには、156.93円まで下げ渋る場面もあったが、週明け早朝取引でつけた日通し高値を上抜けることはできなかった。
ユーロドルは、小幅に続伸した。ビルロワドガロー仏中銀総裁が「ECBは7月の追加利下げの可能性を排除すべきではない」と発言するとユーロ売りが先行し1.0840ドルまで値を下げた。ただ週明け早朝取引でつけた日通し安値1.0843ドルが目先のサポートとして意識されると買戻しが入り1.0861ドルまで下げ渋った。
株式
NYダウ平均 USD 39,069.60 +2.71(+0.01%)
NASDAQ総合 USD 16,920.79 +185.20(+1.10%)
S&P500 USD 5,304.71 +36.39(+0.69%)
株式市場では、メモリアルデーにより米国株式市場は休場だった。
債券・商品先物
米国債10年 4.467 (-0.22%)
NY原油(WTI) USD/バレル 78.47 (+2.2%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,352.5 (+0.93%)
【日本】植田日銀総裁のややタカ派な発言を受け、円買いが先行した
為替(17時)
5月27日の東京外国為替市場は、植田日銀総裁の発言がややタカ派な発言であったことを受けて、明確な押し目を付けるには至らなかったもののクロス円は上値が重たくなった。ただ欧州勢参入後には、買戻しが入った。本日は米国・英国が休場となっていることから値動きの少ない相場が続いている。
米ドル円は、植田日銀総裁の「日本銀行は伝統的な金融政策の枠組みに戻った」などの発言が伝わり、明確な押し下げ容認になっているとは言えないものの、タカ派寄りな姿勢をうかがわせる姿勢に156.66円まで押し下げた。しかし欧州勢が参入後は、東京市場で上値が重かったクロス円に買戻しが入った影響から156.95円まで引き返している。
ユーロドルは、米国・英国が休場で動きづらい展開の中で、30日の大きめのNYカットオプション1.0850ドル付近での小動きが続いた。レーンECB専務理事兼主任エコノミストの発言で「ECBは利下げを開始する準備が整っている」と伝わったものの、ユーロへの影響はなかった。
ユーロ円は、英国が休場ということもあり動意が薄く小幅な値動きが続いた。13時台には、169.96円まで下落し日通し安値を付けたが、その後はドル円の上昇に合わせて170.29円まで上値を伸ばした。東京時間は170円を挟んだ狭いレンジ内で振幅した。
債券
10年長期金利 1.024% (+0.029)
【市場主要イベント】
28日 豪 小売売上高
米 消費者信頼感指数
29日 豪 消費者物価指数
独 消費者物価指数【速報値】
30日 瑞 ジョーダンSNB総裁の発言
米 第1四半期GDP【改定値】
米 個人消費【改定値】
31日 ユーロ 消費者物価指数【速報値】
加 GDP
米 PCEデフレーター