米国の休場や28日の短縮取引による流動性の低下を見込んで、大きな方向感は出にくかった

【米国】米市場は感謝祭で休場となっていることで、為替相場も方向感は出にくかった

為替(2025年11月28日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY   156.31(円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.1595(米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   181.24(円)
ポンド円          GBP/JPY   206.91(円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.3236(米ドル)

11月27日のニューヨーク外国為替市場は、米国市場が感謝祭により休場となっていることで、市場参加者は少なく流動性は低下しており、大きな方向感は出にくかった。また28日も短縮取引が予定されており、流動性は低いとみられる。なお、ECBの理事会議事要旨では「ECB等巨億者は利下げを急いでいない」としていることが判明した。

米ドル円は、米国市場が感謝祭で休場となったため市場参加者が少なく、商いは低調だった。なお、28日は感謝祭の翌日で米債権・株式・商品市場は短縮取引となっている。28日も市場の流動性は低下すると「懸念されている。

ユーロドルは、欧州時間には一時1.1576ドルまで低下したものの、前日安値の1.1547ドルが目先のサポートとして意識されると買戻しが優勢となり、1.1601ドルまで上昇した。もっともその後は大きな方向感は出ず小幅にもみ合った。

株式 
NYダウ平均       USD   47,418.26               ±0(±0%)
NASDAQ総合     USD   23,211.97               ±0(±0%)
S&P 500            USD    6,811.75               ±0(±0%)

株式市場は、感謝祭で休場。

債券・商品先物
米国債10年                                 3.992%      (±0)
NY原油(WTI)     USD/バレル   59.00         (+0.90%)
NY金(COMEX)  USD/オンス   4,189.6      (-0.17%)
 

【日本】日銀の野口審議委員の発言から円買いが先行したものの、一時的だった

為替(17時)
11月27日の東京外国為替市場は、日銀の野口審議委員が「利上げについて適切なペースだ」と発言したことで円買いが先行した。その一方で追加利上げには慎重な姿勢を示したことで、円は売り戻された。欧州勢参入後には、欧州通貨は前日の上昇幅を取り戻すところまで下落した。

米ドル円は、野口日銀審議委員の講演を控えて持ち高調整の売りが先行した。野口審議委員からは「目標達成が見通し期間後半なら金利調整も適切なペースで」との発言が伝わると、一時155.72円まで下押した。その一方で野口審議委員は利上げに慎重な姿勢を示したこともあり買い戻され、17時までには156.30円まで買い戻された。

ユーロドルは、ドル円の下落に伴いドル売りが先行し1.1613ドルまで上昇したが、手掛かり材料に乏しい中で上値は限られた。その後は売り戻しが優勢となり、17時までには1.1585ドルまで売りが優勢となった。

ユーロ円は、ドル円同様に野口審議委員の発言を受けて円買いが先行し、180.75円まで下値を拡大した。もっともその後は野口審議委員の利上げに慎重な姿勢を確認すると181.33円まで買い戻された。もっとも上値は重たく、欧州勢参入後には181円前後でのもみ合いに終始した。

債券
日本国債10年 1.795%     (-0.012)
 

【市場主要イベント】
28日 加 7-9月期四半期国内総生産
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