【米国】米経済指標の弱い結果を受けてドル売りが優勢となったが、一方的な展開とはならなかった
為替(2025年11月4日  6時00分)
米ドル円          USD/JPY   154.19(円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.1519(米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   177.61円)
ポンド円          GBP/JPY   202.59(円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.3138(米ドル)
 
11月3日のニューヨーク外国為替市場は、米10年債利回りが4.11%台まで上昇したことを受けて、全般でドル買いが先行した。もっとも、米ISM製造業景気指数(予想:49.4、結果:48.7)が市場予想を下回ったことが分かると、全般でドルの売戻しが優勢となった。
 
米ドル円は、米10年債利回りが上昇したことで154.30円まで上値を伸ばしたものの、前週末高値の154.41円が目先のレジスタンスとして意識されたことや、米ISM製造業景気指数が弱い内容であることが伝わると売りが優勢となり153.92円まで売られた。
 
ユーロドルは、米10年債利回りが4.11%台まで上昇した流れに沿って、対欧州通貨でドル買いが進むと、1.1505ドルまで日通し安値を更新した。もっとも米ISM製造業景気指数が弱い内容である事が伝わるとドル売りが優勢となり、1.1537ドルまで買い戻された。
 
株式 
NYダウ平均       USD   47,336.63               -226.23(-0.47%)
NASDAQ総合    USD   23,836.29               +112.91(+0.47%)
S&P 500             USD    6,849.95                 +9.76(+0.14%)
株式市場は、相場の過熱感や高値圏で推移していることへの警戒感が意識される中で、持ち高調整目的の売りに押された。また成長期待のあるハイテク株への資金移動もNYダウ平均の相場の重しとなった。
 
債券・商品先物
米国債10年                              4.101%     (+0.024)
NY原油(WTI)     USD/バレル   60.89         (+0.67%)
NY金(COMEX)  USD/オンス   4,022.7     (+0.23%)
 
【日本】日本市場休場となる中で大きな方向感は出にくく、レンジ内での値動きとなった
 
為替(17時)
11月3日の東京外国為替市場は、日本市場が休場で東京勢が不在となる中で、日経平均先物が買い一巡後に水準を切り下げたことで、円買いが先行した。もっとも大きな方向感は出にくく全般で方向感なく小幅な値動きとなった。
 
米ドル円は、日本市場が休場で東京勢が不在となる中で13時過ぎには153.98円まで下押した。154円割れのタイミングでは買戻しの勢いが強まりじり高に推移した。16時台には154.28円まで上値を伸ばしたものの、積極的に上値を試していくような展開とはならず、154.10円まで売り戻された。
 
ユーロドルは、先週末の売りの流れを引き継ぎ売りが先行し10時過ぎには1.1521ドルまで下押した。もっとも前週末安値と面合わせすると下げ渋り、徐々に買い戻されたが東京勢不在の中で動意は薄く、買いの勢いも弱く1.1541ドルまでにとどまった。
 
ユーロ円は、早朝に177.85円まで上値を伸ばしたものの、ドル円の下落につられる形で177.59円まで売り戻された。その後はユーロドルの上昇につれて上昇し16時台には177.97円まで上値を伸ばした。ただドル円同様に上値は重たく売り戻された。
 
債券
日本国債10年   1.661%     (±0)
 
【市場主要イベント】
4日 豪 豪準備銀行政策金利発表
5日 日 日銀・金融政策決定会合議事要旨
    米 ADP雇用統計
    米 ISM非製造業景況指数
6日 BOE金利発表
7日 非農業部門雇用者数変化