米雇用統計が市場予想に反して良好な結果だったことから、ドル買いが優勢となった

【米国】米雇用統計の堅調な結果を受けて、全般でドル買いが優勢となった

為替（2025年6月7日  6時00分）
米ドル円          USD/JPY   144.85(円)
ユーロ米ドル   EUR/USD  1.1392米ドル)
ユーロ円          EUR/JPY   165.01(円)
ポンド円          GBP/JPY   195.83(円)
ポンド米ドル   GBP/USD  1.3524(米ドル)

 
6月6日のニューヨーク外国為替市場は、米雇用統計において非農業部門雇用者数（予想：13.0万人、結果：13.9万人）や平均時給（予想：0.3%、結果：0.4%）が市場予想を上回ったことで、米経済の底堅さは続いているとの見方から、全般でドル買いが優勢となった。なお、トランプ大統領は改めて、利下げを実施しないパウエルFRB議長を非難した。
 
米ドル円は、米中貿易摩擦緩和への期待から円売り・ドル買いが先行したが、米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を上回り平均時給も市場予想を上回ったことで、米10年債利回りの上昇とともに、ドル買いが加速した。24時過ぎには一時145.09円まで上値を伸ばした。その後の下押しも144.77円分までにとどまった。
 
ユーロドルは、米雇用統計の結果を受けて全般でドル買いが優勢となると一時1.1371ドルまで日通し安値を更新した。ただ、4日の安値1.1357ドルが目先のサポートとして意識されると下げ渋った。なおトランプ大統領は「FRBの対応が遅いのは大惨事だ」と述べ、パウエルFRB議長を改めて非難する形となった。
 
株式
NYダウ平均       USD   42,762.86                       　　  +443.13(+1.04%)
NASDAQ総合    USD   19,527.47                     　　    +226.63(+1.17%)
S&P500             USD     6,000.37                                　 +60.7(+1.02%)

株式市場は、5月米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を上回ると、米雇用市場は引き続き底堅さを維持しているとの見方から、株買いが広がった。NYダウ平均は一時600ドル超上昇した。
 
債券・商品先物
米国債10年                     　　       4.395%     (+0.038)
NY原油（WTI）     USD/バレル   62.43        (+0.79%)
NY金（COMEX）  USD/オンス   3,376.1     (-0.62%)
 

【日本】全般で米中貿易関係の改善を期待したドル買いが優勢となった

 
為替(17時）
6月6日の東京外国為替市場は、安く寄り付いた日経平均株価が下げ幅を縮小したことで、ドル買い・円売りが優勢となった。また全j地うの電話会談で米中貿易交渉が進展し、貿易摩擦激化の懸念が後退したこともドルの買戻しを促した。
 
米ドル円は、安く寄り付いた日経平均株価が下げ幅を縮小したこともあり買いが優勢となった。また米中貿易交渉の継続を背景としたドルの買戻しが意識された事も追い風となった。米株価指数先物が上昇すると、16時台には144.13円まで上値を伸ばした。
 
ユーロドルは、一時1.1457ドルまで上昇したものの限定的で、ドル円の上昇を背景にドル買いが優勢となると、ユーロ売り・ドル買いがでた。欧州勢が参入すると、ユーロスイスフランの売りが出ていることも重しとなり、1.1421ドルまで下押した。
 
ユーロ円は、小安く始まった日経平均株価やドル円が上昇する中で、164.59円まで上値を伸ばしたものの伸び悩み、ドル円の上昇とユーロドルの下落に挟まれる形で小幅なレンジでのもみ合いが続いた。16時までには164.77円まで上値を伸ばしものの上値は重たく、独DAXが軟調に推移する中で164.33円まで売り戻された。
 
債券
日本国債10年　　　1.460%     (-0.008)