【米国】日米金利差を意識した円売りが全般で優勢となった
為替(2024年12月27日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 157.95(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0419 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 164.59 (円)
ポンド円 GBP/JPY 197.89 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2527 (米ドル)
12月26日のニューヨーク外国為替市場は、前週分の米新規失業保険申請件数(予想:22.3万件、結果:21.9万件)が予想よりも良好な結果だったことを受けて、全般でドル買いが優勢となった。また、前日の植田日銀総裁の発言から日銀の早期利上げ観測が後退したことで、円売りが優勢となった。欧州市場では本日も休場で、米国でもすでに休暇に入っている人も多く流動性はやや低い状態となった。
米ドル円は、日銀が追加利上げに慎重な一方で、FRBの追加利下げは鈍化するとの見方から、ドル買い・円売り地合いが継続した。前週分の米新規失業保険申請件数が予想よりも強い内容であったことがわかると、米10年債利回りの上昇とともに買いが優勢となり、158.08まで上値を伸ばした。節目の158円を超えたところでは、上値が重たくなり押し戻されるも下値は堅く158円直前での揉み合いが続いた。
ユーロドルは、円売り地合いが継続した事でユーロ円が上昇したことを受けて、ユーロ買いが優勢となり、27時台には1.0429ドルまで上値を伸ばした。もっとも、この日も欧州市場は休場で、米国でも休暇に入っている市場参加者も多く、流動性は高くなく積極的に上値を試しに行くような展開とはならなかった。
株式
NYダウ平均 USD 43,319.27 +22.23(+0.05%)
NASDAQ総合 USD 20,020.38 -8.81(-0.04%)
S&P500 USD 6,036.44 -3.61(-0.05%)
株式市場は、NYダウ平均で売りが先行したものの、上昇していた米10年債利回りが低下に転じると株式の相対的な割高感薄れ、買戻しを誘った。ただ、クリスマス明けで市場参加者が少なく、相場に大きな方向感が出にくかった。
債券・商品先物
米国債10年 4.577% (-0.008)
NY原油(WTI) USD/バレル 69.38 (-0.74%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,654.8 (+0.80%)
【日本】本日も欧州勢が休場ということもあり、相場に大きな方向感は出にくかった
為替(17時)
12月26日の東京外国為替市場は、東京オープン直後に円買いが先行するも、前日の植田日銀総裁の講演での利下げ慎重姿勢から円売り地合いは強く、仲値決めにかけて円売りが進行した。もっとも本日も欧州勢が休場となっていることから、積極的に上値を試していくような展開とはならず、動意が薄く方向感のない相場が続いた。
米ドル円は、東京市場オープン直後に157.07円まで下押すも仲値決めにかけては買いが強まり157.47円まで上値を伸ばした。前日の植田日銀総裁の講演で利上げに慎重な姿勢がみられたこともあり、円売り地合いが続いている。ただ本日も欧州勢は休場となっており市場参加者が少なく、積極的に上値を試していくような展開とはならず、157.40円前後でもみ合った。
ユーロドルは、24日の安値1.0384ドルを下抜けたものの買い戻され、動意が薄いまま1.040ドル付近でのもみ合いとなった。時間外の米10年債利回りが上昇するも、市場の反応は薄くもみ合った。16時過ぎにはややドル買いが優勢となり、一時1.0391ドルまで下値を広げ日通し安値を付けた。
ユーロ円は、東京オープン直後に163.32円まで下押すもドル円の上昇につられる形で買いが優勢となり、13時台には163.77円まで上値を伸ばした。ただその後はドル円の伸び悩みが重しとなり、じり安に推移し16時台には163.53円まで下押した。もっとも底値も堅く163.70円まで買い戻されるなど、方向感の定まらない値動きとなった。
債券
日本国債10年 1.081% (+0.006)
【市場主要イベント】