2022/10/25 7:43 JST投稿
【米国】
為替(10月25日6時00分)
米ドル円(USDJPY) 148.99-149.02 (円)
ユーロ円(EURJPY) 147.10-147.16 (円)
ユーロ米ドル(EURUSD) 0.9873-0.9876 (米ドル)
ポンド円(GBPJPY) 167.95-168.01 (円)
ポンド米ドル(GBPUSD) 1.1280-1.1282 (米ドル)
10月24日のニューヨーク外国為替市場は、東京時間に介入観測が出て米ドルが対円で急落したことが意識され、大きな動きが出づらい状況だった。今回の介入額の推計は5.5兆円と見られ、前回の2.8兆円を大幅に上回っている。
金融政策の影響を受けやすい2年債と10年債(長期金利)の利回りは、77日連続で逆転(逆イールド)しており、終値ベースでは2年債が4.509%、10年債が4.247%だった。
また、10月米製造業PMI(結果:49.9、予想:51.1、前回:52.0)や、10月米サービス業PMI(結果:46.6、予想:49.5、前回:49.3)は、高インフレを抑制する米連邦準備理事会(FRB)の金利引き上げによる景気悪化への懸念から低下している。日本の円買い介入の余波から、影響は軽微だった。
米ドル・円(USDJPY)は、東京時間に介入と思われる動きから急落したものの、すぐに149円台を回復した水準を保ち、大きな動きは出なかった。介入への警戒が強く高値圏で推移し、148.91円で終えた。
ユーロ・米ドル(EURUSD)は、独と欧州のPMIの弱い結果が心理的に重しとなった。欧州時間に発表され、10月独製造業PMI(結果:45.7、予想:47.2、前回:47.8)および、10月ユーロ圏製造業PMI(結果:46.6、予想:47.7、前回:48.4)となった。これらの結果からユーロが売られ、この日の安値0.9807ドルを付けた。その後、英首相にスナク氏が無投票で決定することが明らかになると投資家心理が上向き0.9893ドルまで値を戻した。その後は同水準で堅調に推移し、終値は0.9874ドルだった。
ユーロ・円(EURJPY)は、大きな動きは出ず、ほぼ横ばいで推移し147円を挟んだ動きが続き、
終値は147.11円となっている。
株式
NYダウ平均 USD 31,499.62 +417.06(+1.34%)
NASDAQ総合 USD 10,952.612 +92.896 (+0.85%)
S&P500 USD 3,797.34 +44.59(+1.18%)
10月24日の米株式市場のダウ工業株30種平均は連日で前日の終値を上回った。FRBが年内に利上げペースを緩和するとの見方が強まったことで投資家心理が上向き、終日で前日の終値を上回った取引が続いた。英国の政局安定期待も後押しした上、好調な決算もプラスとなり3指数揃って上げている。
債券
米国債10年 4.247%(+0.035)
商品
NY原油(WTI) 1バレル=USD 84.58 -0.47(-0.55%)(12月渡し)
NY金(COMEX) 1オンス=USD 1,654.10 -2.20(-0.13%)(12月渡し)
【日本】USDJPY 為替介入観測が出るもすぐに149円台に戻す
為替(17時)
10月24日の東京外国為替市場では、朝方に政府・日銀による円買い介入らしき動きがあったが鈴木財務相、神田財務官ともにノーコメントを貫いている。現状の日米の金融政策では、米ドル買いが優勢なのはやむなく、徐々に介入効果の持続が短くなっているのが現状だ。
米ドル・円は、8時30分過ぎに149.71円まで値を上げると円買い介入らしき動きから急落し、145.56円まで値を下げた。その後すぐに149円付近まで上昇すると、ほぼ横ばいで推移し17時時点では149.26円となった。
ユーロ・米ドルは、米ドル・円の急落につられ0.988ドル台に値を戻すも、すぐにリスク回避の姿勢が強まり徐々に値を下げ、17時時点では0.9834ドルで取引されている。
ユーロ・円は、朝方に米ドル・円が急落すると147.39円から143.80円まで急落した。その後は146.50円付近まで値を戻すと堅調に値を上げ、17時時点では146.79円だった。
債券
国債先物・22年12月限 147.85 (+0.25)
10年長期金利 0.250%(変化なし)