【米国】
為替(2023年2月14日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 132.40 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0723 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 141.99 (円)
ポンド円 GBP/JPY 160.70 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2137 (米ドル)
2月13日のニューヨーク外国為替市場では、東京・ロンドン時間の値動きの反動から、持ち高調整の動きが優勢となった。米ドル円とユーロ円は、いずれも東京時間の始値から既に1.0%以上の上昇となっていたことから、短期的に売られすぎた円を買い戻す動きが強まったようだ。また、この日発表されたニューヨーク連銀による1月の消費者調査では、3年先の予想インフレ率が2.7%の低水準となり、市場ではインフレ再燃の懸念がやや後退している。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.52%、10年債が3.69%となっている。
米ドル円(USD/JPY)は、132.43円で始まると、その後すぐに高値132.91円まで上昇。しかし、上昇基調が続いていたこともあり、その後は下落に転じた。一時は132.27円まで売られ、132.40円で取引を終えた。
ユーロ米ドル(EUR/USD)は、1.0691ドルで取引を開始し、その後は堅調に推移。一時は1.0730ドルまで値を切り上げるとそのまま底堅い展開が続き、1.0723ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2137ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円(EUR/JPY)は、米ドル円と近い動きとなった。141.58円で始まると、その後142.38円まで上昇。取引時間後半は一転して軟調に推移し、一時141.82円まで下落した。引けにかけてはやや値を戻し、141.99円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 34,245.93 +376.66 (+1.11%)
NASDAQ総合 USD 11,891.79 +173.67 (+1.48%)
S&P500 USD 4,137.29 +46.83 (+1.14%)
2月13日の米株式市場のダウ工業株30種平均は続伸となった。この日ニューヨーク連銀が発表した1月の消費者調査では、インフレ見通しの鈍化を示す内容が示され、14日発表の米消費者物価指数(CPI)を前に市場では安心感が広がった。また、米長期金利の上昇にやや一服感が見られたことを受け、マイクロソフト、アップル、メタ・プラットフォームズなど金利感応度の高いハイテク関連銘柄が買われた。
債券・商品先物
米国債10年 3.703% (-0.033)
NY原油(WTI) USD/バレル 79.21 (-2.74%)
NY金(COMEX) USD/オンス 1,864.20 (-0.55%)
【日本】 日米金利差の拡大を意識した円売り強まる
為替(17時)
2月13日の東京外国為替市場では、米長期金利の上昇を受けて、日米金利差の拡大を見込んだ円売り・米ドル買いが優勢となった。米10年債利回りは直近1週間で上昇ペースを強め、足元では3.7%台を回復。また、14日には米CPIの発表を控えている。足元ではガソリンや中古車などの物価指数の主要科目で価格の反発が見られていることから、投資家の間ではCPIの上振れを警戒する動きが強まっているようだ。
米ドル・円は、131.44円で始まるとほぼ一貫して上昇を続け、引け間際には一時132.49円を付けた。その後も堅調な展開が続き、132.44円で取引を終えた。
ユーロ・米ドルは、1.0679ドルで始まった後、午前中は軟調に推移した。一時は1.0656ドルまで売られたものの、午後になると反発し、夕方頃には1.0690ドルまで上昇。その後はややもみ合いとなり、1.0675ドルで引けた。
ユーロ・円は、米ドル円とほぼ同様の値動きとなり、終始堅調な展開となった。140.35円で始まると、時間の経過とともに値を切り上げ、この日の高値圏となる141.37円で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.500% (+0.014)