【米国】
為替(2023年2月15日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 133.08 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0735 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 142.88 (円)
ポンド円 GBP/JPY 162.02 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2174 (米ドル)
2月14日のニューヨーク外国為替市場では、米消費者物価指数(CPI)の結果を受けて米ドル買い・円売りが優勢となった。この日発表された米CPI(前年比、前回6.5%、予想6.2%、結果6.4%)は市場予想を上回った。市場ではFRB(米連邦準備理事会)による利上げが長引く見通しが改めて意識され、米長期金利がやや上昇した。もっとも、事前の各種データから今回の結果はある程度想定されていた部分もあり、市場では大きなサプライズとはみなされなかったようだ。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.63%、10年債が3.76%となっている。
米ドル・円(USD/JPY)は132.03円で始まると、米CPIの結果を受けて上昇する展開となった。一時は133.32円まで米ドルが買われると、その後も堅調に推移し、133.08円で取引を終えた。
ユーロ・米ドル(EUR/USD)は1.0758ドルで取引を開始。米CPIの結果を受けて乱高下する展開となった。高値1.0804ドル、安値1.0707ドルの間で推移し、1.0735ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2174ドル近辺での取引となっている。
ユーロ・円(EUR/JPY)は142.04円で始まると、米CPIの結果を受けた円売りを背景に上昇。変動を伴いつつも堅調に推移し、一時は142.95円まで値を切り上げた。引けにかけても底堅く推移し、142.88円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 34,089.27 -156.66 (-0.46%)
NASDAQ総合 USD 11,960.15 68.36 (+0.57%)
S&P500 USD 4,136.13 -1.16 (-0.03%)
2月14日の米株式市場のダウ工業株30種平均は反落となった。米CPIの結果が市場予想を上振れたことを受けて米長期金利が上昇し、株価の重しとなった。一方、ハイテク関連株を中心に構成されるNASDAQ総合は上昇。EV(電気自動車)大手のテスラや半導体大手のエヌビディアなどの上昇が目立った。
債券・商品先物
米国債10年 3.760% (+0.057)
NY原油(WTI) USD/バレル 78.96 (-2.74%)
NY金(COMEX)USD/オンス 1,865.30 (+0.06%)
【日本】 米CPI発表を控え、手掛かり材料を欠く
為替(17時)
2月14日の東京外国為替市場では、手掛かり材料を欠く展開となった。市場ではこの日発表される米CPIを前に、ポジション調整をする程度の動きに限られた。なお、取引時間中に発表された日本の2022年10-12月期国内総生産1次速報(前期比年率、前回-0.8%、予想+1.9%、結果+0.6%)は市場予想を下回ったものの、市場の反応は限定的だった。
米ドル・円は、132.41円で始まり、その後は軟調に推移した。昼頃に一時131.79円まで下落した後は、やや底打ちする動きを見せ、132.01円で取引を終了した。
ユーロ・米ドルは、1.0724ドルで取引を開始。その後は上昇基調が続き、取引時間終了間際には高値圏となる1.0750ドルを付けて取引を終えた。
ユーロ・円は、142.00円で始まると午前中は軟調な展開となった。一時は141.52円まで値を切り下げたものの、夕方にかけては上昇基調に転じ、142円台を回復。そのまま近い水準である141.90円で引けた。
債券
10年長期金利 0.499% (-0.001)