【米国】
為替(2023年2月18日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 134.15 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0695 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 143.48 (円)
ポンド円 GBP/JPY 161.53 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2040 (米ドル)
2月17日のニューヨーク外国為替市場では、連銀総裁の発言を受けて、米ドルの売りが進む展開となった。この日、バーキン米リッチモンド連銀総裁は、前回のFOMC(米連邦公開市場委員会)で0.25%の利上げを支持したと発言。また、最近の米国における強い雇用や消費については、季節的な要因であるとの見解を示した。これを受けて、市場ではFRB(米連邦準備理事会)による早急な利上げに対する思惑が後退し、米ドル売りの材料とされた。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.62%、10年債が3.81%となっている。
米ドル・円(USD/JPY)は134.85円で始まると、その後は軟調な展開に終始した。一時は134.06円まで下落し、134.15円で取引を終えた。
ユーロ・米ドル(EUR/USD)は1.0620ドルで取引を開始し、その後は堅調な展開となった。一時は1.0698ドルまで上昇する場面も見られ、1.0695ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2040ドル近辺での取引となっている。
ユーロ・円(EUR/JPY)は143.22円で始まると、徐々に値を切り上げる展開となった。一時は143.57円まで上昇し、143.48円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 33,826.69 +129.84 (+0.39%)
NASDAQ総合 USD 11,787.27 -68.56 (-0.58%)
S&P500 USD 4,079.09 -11.32 (-0.28%)
2月17日の米株式市場のダウ工業株30種平均は反発となった。根強いインフレ懸念を背景に、ハイテク関連株の多いNASDAQ総合指数は下落。一方で、成熟した割安株が相対的に買われる展開となり、それら割安銘柄を多く含むダウ平均は堅調に推移した。特に医療保険ユナイテッドヘルスや製薬大手メルクなどのディフェンシブ銘柄の買いが目立った。
債券・商品先物
米国債10年 3.820% (-0.040)
NY原油(WTI) USD/バレル 76.55 (-2.74%)
NY金(COMEX. USD/オンス 1,850.20 (+0.25%)
【日本】 強い米経済指標など受け、米ドル買い優勢
為替(17時)
2月17日の東京外国為替市場では、前日の強い経済指標などを受けたインフレ懸念の高まりから、米ドル買いが優勢となった。16日発表の米生産者物価指数(PPI)は市場予想を上回り、足元では根強い物価上昇への懸念が高まっている。これらを受けて米長期金利の水準が上昇し、米ドル買いの材料となっている。
米ドル・円は133.98円で取引を開始し、その後は値を切り上げる展開となった。一時は135.03円まで上昇する場面も見られた。引けにかけてはやや押し戻され、134.87円で取引を終えた。
ユーロ・米ドルは1.0671ドルで始まると軟調な展開となった。一時は1.0630ドルまで下落する場面も見られ、1.0644ドルで取引を終えている。
ユーロ・円は142.94円で始まり、段階的に値を切り上げる展開となった。一時は143.62円まで上昇し、そのまま143.56円近辺で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.498% (-0.004)
【注目の市場イベント】
2月21日:ユーロ圏製造業・非製造業PMI(購買担当者指数)(速報)
2月23日:米新規失業保険申請件数
2月24日:全国消費者物価指数(CPI)(前年比)
2月23日-24日:インドにてG20財務相・中央銀行会議