【米国】米10年債利回りの上昇を背景に、全般でドル買いが優勢となった
為替(2025年2月19日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 152.00(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0446 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 158.81 (円)
ポンド円 GBP/JPY 191.62 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2605 (米ドル)
2月18日のニューヨーク外国為替市場は、NY連銀製造業景気指数(予想:-1.0、結果:5.7)が市場予想を上回った事で、米10年債利回りの上昇とともに全般でドル買いが優勢となった。また、サウジアラビアにて米露高官による協議が行われ、ウクライナ情勢を巡る関心が高まる中で売りが先行していたユーロは買い戻された。
米ドル円は、NY連銀製造業景気指数が予想を上回る結果となると、151.85円まで下げ渋った。その後はNYダウ平均が軟調に推移したことや、米10年債利回りが上昇幅を縮小したことで、上値が重たくなり151.52円まで安値を更新した。ただ、米10年債利回りが再び上昇したことを確認すると買いが優勢となり152.06円まで上値を伸ばした。
ユーロドルは、ウクライナを巡る情勢に関心が集まるなかで、全般でユーロ売りが優勢となると一時1.0441ドルと日通し安値を更新した。なお米10年債利回りの上昇も相場の重しとなった。もっともその後は米10年債利回りが上昇幅を縮小したことで、1.0469ドルまで上値を伸ばした。しかし上昇の勢いは続かず、米10年債利回りが再上昇したことを確認すると1.0434ドルまで下値を更新した。
株式
NYダウ平均 USD 44,554.09 +16.34(+0.03%)
NASDAQ総合 USD 20,040.49 +15.61(+0.07%)
S&P500 USD 6,129.39 +15.75(+0.25%)
株式市場は、NYダウ平均が米10年債利回りの上昇を背景に株式の相対的な割高感が意識され売りが先行した。ただ、半導体関連株を中心に買いが入ると引けにかけては持ち直した。ハイテク株比率が高いナスダックは小幅ながらも4日続伸した。
債券・商品先物
米国債10年 4.554% (+0.076)
NY原油(WTI) USD/バレル 71.73 (+1.48%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,951.3 (+1.89%)
【日本】時間外の米10年債利回りの上昇を背景に、全般でドル買いが優勢となった
為替(17時)
2月18日の東京外国為替市場は、時間外の米10年債利回りが上昇したことを受けて全般でドル買いが優勢となった。また日経平均株価は一時300円超高まで上昇したことで、円売りも出やすかった。なお豪準備銀行(RBA)は市場予想通りに精サック金利を0.25%引き下げたが、声明文では追加利下げに慎重な姿勢だったことから、豪ドルの売りは長続きはしなかった
米ドル円は、早朝に前日安値を下抜け151.23円まで弱含んだものの、時間外の米10年債利回りが上昇したことで、買戻しが優勢となった。その後もドル買い・円売りは続き14時過ぎには152.22円まで上昇した。堅調に推移する日経平均株価の動きも支えとなった。ただその後は時間外の米10年債利回りの上昇一服もあり、伸び悩み151.79円まで下押したものの、下値も堅く下げ渋った。
ユーロドルは、米10年債利回りが上昇していることを受け上値が重たく推移した。11時前には1.0462ドルまで下押した。その後はやや下げ渋ったものの米10年債利回りが4.50%台を維持していることからドル買いが優勢となり、15時前には1.0451ドルまで下値を広げた。売りが一服するとやや買い戻されたが上値は重たい状態が続いた。
ユーロ円は、早朝のドル円の下落に連れて前日安値の158.52円まで下押したが割り込むことはできず、買い戻された。ドル円がじり高に推移しユーロドルがじり安に推移する中で、ユーロ円は方向感が出にくく小幅にもみ合った。13時台には159.17円まで上値を伸ばしたが積極的に買い進めるような展開とはならず、伸び悩んだ。もっとも欧州勢参入後はユーロ買いが優勢となり17時過ぎには159.18円まで上値を伸ばし、わずかに高値を更新した。
債券
日本国債10年 1.428% (+0.038)
【市場主要イベント】
19日 新 ニュージーランド準備銀行 政策金利発表
米 FOMC議事要旨
20日 米 新規失業保険申請件数
21日 日 全国消費者物価指数