【米国】
為替(2023年3月18日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 131.88 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0665 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 140.66 (円)
ポンド円 GBP/JPY 160.51 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2177 (米ドル)
3月17日のニューヨーク外国為替市場ではリスクを回避する動きが優勢となり、円買い・米ドル売りが進んだ。この日は、経営難にある米地銀ファースト・リパブリックに対して米大手銀行が資金支援を行うと発表されたものの、市場では信用不安が収束せず、同社の株価は約30%超下落。加えて、スイスの金融大手クレディ・スイスの救済にも注目が集まっている。なお、この日発表されたミシガン大学消費者信頼感指数(速報、前回67.0、予想68.0、結果63.4)は市場予想を下回った。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が3.82%、10年債が3.42%となっている。
米ドル円は軟調な地合いが継続。132.29円で取引を開始すると、徐々に水準を切り下げ、一時は131.56円まで下落。そのまま131.89円近辺で取引を終えた。
ユーロドルは水準を切り上げる展開となった。1.0627ドルで始まり、一時は1.0685ドルまで上昇した。引けにかけてはやや押し戻され、1.0665ドルで引けている。ポンドは、対米ドルで1.2177ドル近辺での取引となった。
ユーロ円は方向感を欠く展開となった。140.59円で取引を開始すると、高値141.20円と安値140.16円のレンジで推移。140.67円で取引を終えている。
株式
NYダウ平均 USD 31,861.98 -384.57 (-1.19%)
NASDAQ総合 USD 11,630.51 -86.77 (-0.74%)
S&P500 USD 3,916.64 -43.64 (-1.10%)
3月17日の米株式市場のダウ工業株30種平均は反落となった。米地銀ファースト・リパブリックの株価下落などが投資家心理を悪化させ、市場では依然として金融セクターに対する不安が相場の重しとなっている。個別ではマイクロソフトやアルファベットなどのテクノロジー関連株が買われた一方、JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカなどの銀行株の下げが目立った。
債券・商品先物
米国債10年 3.4286% (-0.153)
NY原油(WTI) USD/バレル 66.93 (-2.32%)
NY金(COMEX) USD/オンス 1,973.5 (+2.62%)
【日本】 手掛かり材料を欠くなか、米ドル売りが優勢
為替(17時)
3月17日の東京外国為替市場では、米・欧での金融不安が意識されるなか、積極的には手掛けにくい展開となった。市場ではややリスク回避的な米ドル売り・円買いが進みやすかった。加えて、米金利が短期・長期とも低下したことも米ドルには逆風となった。
米ドル円は終始軟調に推移した。133.49円で取引を開始すると、徐々に水準を切り下げ、一時は132.75円まで下落。その後やや持ち直した、133.24円で取引を終えた。
ユーロドルは水準を切り上げる展開となった。1.0613ドルで始まると徐々にユーロ買いが優勢となり、一時は1.0670ドルまで上昇。引けにかけてはやや押し戻され、1.0652ドルで引けた。
ユーロ円は横ばいで推移した。141.66円で取引を開始すると、高値142.20と安値141.47円の範囲での変動に終始。141.94円で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.268% (-0.020)
【注目の市場イベント】
3月21-22日:FOMC(米連邦公開市場委員会)
3月24日:ユーロ圏製造業・非製造業PMI(購買担当者指数)(速報)
3月24日:米耐久財受注(前月比)(速報)