【米国】
為替(2023年4月12日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 133.67 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0913 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 145.89 (円)
ポンド円 GBP/JPY 166.08 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2424 (米ドル)
4月11日のニューヨーク外国為替市場では、米ドルがやや買われる展開となった。イエレン米財務長官はこの日、記者会見で金融システムの健全性について前向きな評価を示した。これにより米経済の悪化に対する不安が和らぎ、ドル買い・円売りの材料とされた。ただし、12日の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて、積極的には手掛けにくい状況も意識された。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.02%、10年債が3.42%となっている。
米ドル円は133.1円で取引を開始。取引時間前半は徐々に水準を切り上げる展開となり、一時は133.81円まで上昇した。ただし、その後は上値が重くなり、133.67円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0913ドルで始まると、その後は軟調に推移した。一時は1.0896ドルまで下落したものの、午後になると持ち直す展開となり、1.0914ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2424ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円は徐々に水準を切り上げる展開となった。145.26円で取引を開始し、一時は145.97円まで上昇。145.89円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 33,684.79 +98.27 (+0.29%)
NASDAQ総合 USD 12,031.88 -52.48 (-0.43%)
S&P500 USD 4,108.94 -0.17 (-0.00%)
4月11日の米株式市場のダウ工業株30種平均は続伸した。市場では米景気への底堅さに期待した株式の買いが継続。また、シカゴ連銀総裁が過度な利上げへの警戒を示したことで、FRB(米連邦準備理事会)による利上げ継続への懸念が薄れたことも相場を支えた。個別ではIT大手マイクロソフトや電子商取引大手アマゾンなどが下落した一方、バンク・オブ・アメリカやウェルズ・ファーゴなどの大手銀行が買われた。
債券・商品先物
米国債10年 3.4262% (+0.011)
NY原油(WTI) USD/バレル 81.53 (+2.24%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,019.00 (+0.75%)
【日本】 米ドルは前日の反動もあり軟調、欧州金利上昇でユーロが買われる
為替(17時)
4月11日の東京外国為替市場では、ユーロが買われる展開となった。イースターの祝日明けとなるなか、ドイツなど欧州主要国の国債利回りが上昇し、ユーロの買い材料とされた。半面、米ドル円は前日の海外時間で大幅に上昇していた反動に加え、米金利がやや低下したこともあって軟調に推移した。
米ドル円は133.53円で取引を開始。一時は133.69円まで上昇する場面もあったが、徐々に上値を切り下げる展開となった。夕方にかけては下げ幅を広げ、133.10円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0865ドルで始まると、ほぼ一貫して堅調に推移した。一時は1.0910ドルまで上昇し、そのままこの日の高値近辺となる1.0907ドルで引けた。
ユーロ円は緩やかに上昇する展開となった。145.08円で取引を開始すると、一時は145.43円まで上昇。夕方には一時144.88円まで売られる場面があったものの、引けにかけては底堅さを見せ、145.17円で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.449% (-0.014)