【米国】
為替(2023年5月6日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 134.83 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1018 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 148.57 (円)
ポンド円 GBP/JPY 170.28 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2631 (米ドル)
5月5日のニューヨーク外国為替市場では、短期的な上昇の反動から米ドルが下落した。この日発表された非農業部門雇用者数(NFP)(前月比、前回236.0千人、予想179.0千人、結果253.0千人)が市場予想を上回ったほか、失業率も市場予想3.6%に対して3.4%と強い結果で着地。雇用統計の発表直後に米ドルは一時大幅に買われたが、その後のニューヨーク取引時間では反動からやや軟調に推移した。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が3.90%、10年債が3.43%となっている。
米ドル円は134.98円で取引を開始。一時は135.07円まで上昇する場面があった。しかし、短期間で大幅に上昇した反動からその後はやや弱含む展開となり、一時は134.63円まで下落。134.84円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0976ドルで始まり、持ち直す展開となった。一時は1.1036ドルまで上昇。引けにかけてはやや下落したものの、1.1018ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2631ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円は148.15円で取引を開始。その後は堅調に推移し、一時は148.71円まで上昇した。終盤は上値の重い展開となったが底堅く推移し、148.57円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 33,674.38 +546.63 (+1.65%)
NASDAQ総合 USD 12,235.41 +269.01 (+2.25%)
S&P500 USD 4,136.25 +75.03 (+1.85%)
米株式市場のダウ工業株30種平均は反発した。ここ数日の米金融セクターの混乱を受けて、一部報道機関が米金融当局による市場操作の可能性に言及。米当局が銀行株の空売り規制などを導入する可能性が意識され、米地銀株が軒並み大幅高となった。個別ではIT機器大手アップルや電気自動車大手テスラなどが上昇した一方、半導体大手インテルやソーシャルメディア大手メタ・プラットフォームズなどの下落が目立った。
債券・商品先物
米国債10年 3.4379% (+0.054)
NY原油(WTI) USD/バレル 71.34 (+4.05%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,024.8 (-1.50%)
【日本】 重要イベントを控えて主要通貨ペアはいずれも小動き
為替(17時)
5月5日の東京外国為替市場では、海外の重要イベントを控えて様子見ムードが強かった。この日は東京の株式・債券市場が祝日のため引き続き休場。また、ニューヨーク時間に米雇用統計の発表を控えており、積極的にはポジションを傾けにくい状況も意識された。そうしたなか、ECB(欧州中央銀行)の追加利上げ期待を背景に相対感から米ドルが売られる場面も見られた。
米ドル円は134.29円で取引を開始。朝方から軟調に推移すると、一時133.89円まで下落する場面があった。しかし、その後は持ち直す展開となり、一時は134.30円まで上昇。引けにかけては再び押し戻され、134.15円で取引を終えた。
ユーロドルは1.1021ドルで始まると、徐々に水準を切り上げる展開となった。一時は1.1048ドルまで上昇したものの、午後になると下落に転じ一時は1.1019ドルまで売られた。1.1028ドルで取引を終えた。
ユーロ円は148.00円で取引を開始。その後は方向感のない展開となり、高値148.13円と安値147.69円の範囲で推移した。147.95円で取引を終えている。
債券
10年長期金利 0.418% (+0.000)
【注目の市場イベント】
5月10日:米消費者物価指数(CPI)(前年比)
5月9日: バイデン米大統領が債務上限を巡り上下院指導者と議論予定
5月12日:ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)