【米国】
為替(2023年5月12日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 134.49 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0915 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 146.82 (円)
ポンド円 GBP/JPY 168.26 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2510 (米ドル)
5月11日のニューヨーク外国為替市場では、米ドルの買いが優勢となった。なお、10日の米消費者物価指数(CPI)発表後に米ドル売りが進んでいたが、短期的には反動が出やすくなっていた。また、この日は英イングランド銀行が市場予想通りに0.25%の利上げを決め、利益確定のポンド売り・米ドル買いが進んだ。なお、この日発表された生産者物価指数(PPI)(前年比)(前回2.7%、予想2.6%、結果2.3%)は市場予想をやや下回った。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が3.91%、10年債が3.38%となっている。
米ドル円は133.84円で取引を開始。徐々に水準を切り上げる展開となり、一時は134.59円まで上昇した。取引時間後半にかけても底堅く推移し、134.49円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0933ドルで始まると、取引時間前半に一時1.0900ドルまで下落。その後は方向感のない展開となり、引けにかけてはやや反発して1.0916ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.251ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円はユーロ米ドルと似た値動きとなった。146.32円で取引を開始すると、一時146.14円まで下落。その後は持ち直し、146.83円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 33,309.51 -221.82 (-0.66%)
NASDAQ総合 USD 12,328.51 +22.06 (+0.18%)
S&P500 USD 4,130.62 -7.02 (-0.17%)
米株式市場のダウ工業株30種平均は続落となった。米地銀パックウエスト・バンコープの株価が大幅に下落。同社は預金残高が前週比で約1割減少したと発表し、金融システム不安の再燃が株式相場の重石となった。個別では検索大手アルファベットや動画配信大手ネットフリックスなどが上昇した一方、映画大手ウォルト・ディズニーや半導体大手インテルなどの下落が目立った。
債券・商品先物
米国債10年 3.3871% (-0.055)
NY原油(WTI) USD/バレル 70.87 (-2.32%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,020.5 (-0.81%)
【日本】 夕方にかけて米ドルの買い戻しが強まる
為替(17時)
5月11日の東京外国為替市場では、米ドルが買われる展開となった。特に新たな材料は観測されていないものの、夕方にかけてロンドン市場で欧州勢による米ドル買いが優勢となったようだ。なお、10日には米CPIが市場予想をやや下回ったことを受けて米ドル売りが進行しており、短期的にはその反動が出やすい状況となっていた。
米ドル円は134.19円で取引を開始すると、朝方に一時は133.90円まで下落した。その後は底堅く推移し、午後になると上げ幅を拡大。一時は134.85円まで上昇した。そのまま134.80円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0986ドルで始まると、大幅に水準を切り下げる展開となった。一時は1.0998ドルまで上昇したものの、その後はほぼ一貫して軟調に推移。一時は1.0919ドルまで下落し、1.0929ドルで引けた。
ユーロ円は147.42円で取引を開始し、徐々に水準を切り下げる展開となった。一時は147.51円まで上昇したものの、午後になると一時は146.80円まで下落。147.32円で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.387% (-0.024)