【米国】
為替(2023年6月16日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 140.27 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0945 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 153.54 (円)
ポンド円 GBP/JPY 179.30 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2781 (米ドル)
6月15日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが買われる展開となった。ECB(欧州中央銀行)は定例理事会で0.25%の利上げを決定。ECBは声明でもインフレ抑制のための更なる金融引き締めを示唆し、ユーロの買いを促す要因となった。一方、この日発表された米鉱工業生産(前回0.5%、予想0.2%、結果-0.2%)は市場予想を下回り、米製造業での景気減速が意識された。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.64%、10年債が3.72%となっている。
米ドル円は141.24円で取引を開始。朝方から水準を切り下げる展開となり、一時は140.16円まで下落した。そのまま軟調な地合いが継続し、140.28円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0818ドルで始まると、その後はほぼ一貫して堅調に推移し、一時は1.0953ドルまで上昇。引けにかけても底堅く推移し、1.0946ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2781ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円は152.80円で取引を開始。取引時間の前半はやや売り買いが交錯する展開となったが、その後は水準を切り上げ、一時は153.69円まで上昇。引けにかけてはやや膠着し、153.55円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 34,408.06 +428.72 (+1.26%)
NASDAQ総合 USD 13,782.82 +156.34 (+1.15%)
S&P500 USD 4,425.84 +53.25 (+1.22%)
米株式市場のダウ工業株30種平均は反発となった。この日発表された米小売売上高(前回0.4%、予想-0.1%、結果0.3%)は市場予想を上回り、米景気の先行きに対する不安が後退した。個別ではソフトウェア大手マイクロソフトやソーシャルメディア大手メタプラットフォームズなどが上昇した一方、半導体大手アドバンストマイクロデバイセズやエヌビディアなどが下落した。
債券・商品先物
米国債10年 3.7213% (-0.069)
NY原油(WTI) USD/バレル 70.81 (+2.92%)
NY金(COMEX) USD/オンス 1,970.7 (+0.79%)
【日本】 前夜のFOMC政策決定を受けて円売りが進行
為替(17時)
6月15日の東京外国為替市場では、円が売られる展開となった。FOMC(米連邦公開市場委員会)での政策決定と見通しの発表を受けて米金利が上昇。米ドル買い・円売りが優勢となった。ただし、午後になると、国内株式相場が伸び悩んだことを受けて、円売りが一服する場面も見られた。
米ドル円は140.04円で取引を開始すると、朝方から水準を切り上げる展開となった。夕方にかけては一時141.50円まで上昇。引けにかけては141.27円までやや反落して取引を終えた。
ユーロドルは1.0832ドルで始まると、売り買いが交錯する展開となった。朝方には一時1.0845ドルまで上昇したものの、夕方にかけては1.0804ドルまで下落。その後は持ち直して1.0827ドルで引けた。
ユーロ円は151.71円で取引を開始すると、朝方からほぼ一貫して水準を切り上げる展開となった。夕方にかけては一段高となり、152.96円まで上昇して取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.427% (+0.001)