【米国】
為替(2023年6月27日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 143.51 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0905 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 156.50 (円)
ポンド円 GBP/JPY 182.35 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2710 (米ドル)
6月26日のニューヨーク外国為替市場では、ポジション調整に伴う円買いがやや優勢となった。今週はECB(欧州中央銀行)が主催する会合で、パウエルFRB(米連邦準備理事会)議長や植田日銀総裁らが議論することが予定されている。また、5月の米個人消費支出(PCE)物価などの発表も控えていることから、それらの前に一旦ポジションを調整する動きが見られた。ただし、米金利がやや低下幅を縮めたことを受けて、円買いペースもやや弱まる場面もあった。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.74%、10年債が3.72%となっている。
米ドル円は143.20円で取引を開始。取引時間の前半に一時は143.71円まで上昇する場面があったものの、その後は上値の重い展開となった。引けにかけては小幅に下落し、143.51円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0917ドルで始まると、その後は売り買いが交錯する展開となった。一時は1.0920ドルまで上昇したものの、勢いは続かず軟調に推移。1.0900ドルまで下落する場面もあり、そのまま1.0905ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2710ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円は156.34円で取引を開始。朝方に一時156.71円まで上昇したものの、その後は軟調に推移し、156.15円まで下落した。引けにかけても上値の重い展開となり、156.50円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 33,714.71 -12.72 (-0.04%)
NASDAQ総合 USD 13,335.78 -156.74 (-1.16%)
S&P500 USD 4,328.82 -19.51 (-0.45%)
米株式市場のダウ工業株30種平均は小動きとなった。FRBによる利上げ継続の観測を背景として、ここのところ株式市場ではバリュエーション調整が優勢となっている。個別では電気自動車大手テスラや半導体大手エヌビディアなどの下落が目立った一方、同じく半導体大手のクアルコムやスポーツ用品のナイキなどが上昇した。
債券・商品先物
米国債10年 3.7222% (-0.017)
NY原油(WTI) USD/バレル 69.50 (+0.49%)
NY金(COMEX) USD/オンス 1,932.8 (+0.16%)
【日本】 要人発言を受け為替介入への警戒感が強まる
為替(17時)
6月26日の東京外国為替市場では、円を買い戻る動きが優勢となった。米金利が低下したことを背景に、米ドル売り・円買いが進んだ。これに加えて、朝には財務省の神田財務官が足元の為替相場について急速で一方的と言及したほか、午後には松野官房長官が動向を注視していると発言し、市場では為替介入に対する警戒感が強まった。
米ドル円は143.62円で取引を開始。朝方には一時143.72円まで上昇する場面があったものの、その後は上値の重い展開となり、一時は142.95円まで下落。143.19円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0894ドルで始まると、方向感を欠く展開となった。高値1.0911ドルと安値1.0893ドルの範囲で推移し、そのまま大きな変動のないまま1.0903ドルで引けた。
ユーロ円は156.49円で取引を開始。取引時間の前半には一時156.73円まで上昇したものの、その後は徐々に水準を切り下げ、一時は155.80円まで下落。引けにかけては小幅ながら持ち直し、156.11円で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.3483% (-0.020)