【米国】
為替(2023年11月1日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 151.63 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0575 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 160.38 (円)
ポンド円 GBP/JPY 184.14 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2147 (米ドル)
10月31日のニューヨーク外国為替市場では、円が売られる展開となった。日本銀行は金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)の運用の順軟化を決定したものの、市場では想定よりも慎重な政策変更にとどまったと解釈され、円売り・ドル買いの流れが続く結果となった。この日発表されたS&Pケースシラー住宅価格(20都市)(前年比、前回0.13%、予想1.50%、結果2.16%)は市場予想を上回り、米住宅市況の底堅さが改めて認識された。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が5.09%、10年債が4.93%となっている。
米ドル円は150.93円で取引を開始。一時は150.83円まで下落する場面もあったが、その後はほぼ一貫して上昇する展開となった。一時は151.72円まで上昇すると、引けにかけても底堅く推移し、151.64円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0624ドルで始まると、その後は大幅に水準を切り下げる展開となった。一時は1.0558ドルまで下落したが、その後はやや反発し、1.0575ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2147ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円は160.35円で取引を開始。方向感を欠く展開となり、高値160.45円と安値159.78円の値幅で推移した。引けにかけても売り買いが交錯した状況のまま、160.38円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 33,052.87 +123.91 (+0.38%)
NASDAQ総合 USD 12,851.24 +61.76 (+0.48%)
S&P500 USD 4,193.8 +26.98 (+0.65%)
米株式市場のダウ工業株30種平均は続伸となった。11月1日の午後にFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果公表を控えており、短期的に持ち高調整の買いが続いた。個別では製薬大手のイーライリリーやアムジェンなどの下落が目立った一方、電気自動車大手テスラや半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズなどが上昇した。
債券・商品先物
米国債10年 4.9318% (+0.039)
NY原油(WTI) USD/バレル 81.53 (-1.33%)
NY金(COMEX) USD/オンス 1,993.0 (-0.63%)
【日本】 植田日銀総裁の会見を材料視、円が売られる展開に
為替(17時)
10月31日の東京外国為替市場では、円が売られる展開となった。日銀はイールドカーブコントロール(YCC)の運用を柔軟化することを決めた。その後の植田日銀総裁の記者会見を受けて円安の流れが続き、米ドル円は150円台半ばまで上値を伸ばした。 植田日銀総裁は物価目標の達成を十分に見通せる状況ではないとの見解を示し、粘り強く金融緩和を続ける方針を強調した。為替動向についてはファンダメンタルズに沿った動きが望ましいと述べ、日本政府と緊密に連携して注視するとした。
米ドル円は149.12円で取引を開始。朝方からほぼ一貫して水準を切り上げる展開となり、引けにかけても強含んだことで、150.44円まで上昇して取引を終えた。
ユーロドルは1.0612ドルで始まると、一時は1.0591ドルまで下落する展開となった。しかし、その後は徐々に反発して水準を切り上げる展開となり、一時は1.0646ドルまで上昇。そのまま1.0645ドルで引けた。
ユーロ円は158.24円で取引を開始すると、朝方から堅調な展開となり、一時は160.12円まで上昇した。引けにかけても底堅く推移し、160.11円で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.9441% (+0.052)