【米国】
為替(2023年12月11日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 144.99 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0763 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 156.06 (円)
ポンド円 GBP/JPY 181.93 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2547 (米ドル)
12月8日のニューヨーク外国為替市場では、円が売られる展開となった。円は直近の数日間で大幅に買われていたこともあり、休日前の金曜日では短期的に利益確定売りが優勢となった。また、この日発表された米国の失業率(前回3.9%、予想3.9%、結果3.7%)は市場予想を上回り、市場では米国の労働需給の逼迫が一時的に懸念された。ただし、FRB(米連邦準備理事会)による金融引き締め打ち止めの見方を変える内容ではなかったようだ。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が4.71%、10年債が4.22%となっている。
米ドル円は144.45円で取引を開始。瞬間的に143.76円まで下落する場面があったものの、直ぐに値を戻した。取引時間の後半は底堅い値動きとなり、144.99円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0783ドルで始まると、一時は1.0724ドルまで下落する場面があった。その後は売り買いが交錯する展開となり、1.0764ドルまで戻して引けた。ポンドは、対米ドルで1.2547ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円は155.76円で取引を開始すると、取引時間の前半に一時154.84円まで下落する場面があった。引けにかけては堅調に推移し、156.07円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 36,247.87 +130.49 (+0.36%)
NASDAQ総合 USD 14,403.97 +63.97 (+0.45%)
S&P500 USD 4,604.37 +18.77 (+0.41%)
米株式市場のダウ工業株30種平均は続伸となった。この日発表された11月の米雇用統計は強い結果だったが、FRBが更なる金融引き締めを行うほどの内容ではないと解釈された。個別では半導体大手エヌビディアやソーシャルメディア大手メタプラットフォームズなどの上昇が目立った一方、検索大手アルファベットや小売大手ウォルマートなどが下落した。
債券・商品先物
米国債10年 4.2285% (+0.086)
NY原油(WTI) USD/バレル 71.23 (+2.29%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,014.5 (-1.50%)
【日本】 米雇用統計を控えて売り買いが交錯する展開
為替(17時)
12月8日の東京外国為替市場では、主要通貨ペアはいずれも売り買いが交錯する展開となった。ニューヨーク取引時間での米雇用統計の発表を控えて、方向感が出にくい状況となった。
米ドル円は144.12円で取引を開始。取引時間の前半には一時142.5円まで下落する場面があったものの、その後は徐々に水準を回復する展開となった。引けにかけても底堅く推移し、一時144.39円まで上昇。144.09円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0794ドルで始まると、徐々に水準を切り下げる展開となった。取引時間の終盤には一時1.0773ドルまで下落し、1.0779ドルで引けた。
ユーロ円は155.66円で取引を開始すると、朝方に一時は155.72円まで上昇した。しかし、その後は水準を切り下げ、一時は153.87円まで下落。ただし、取引時間の後半は反発する展開となり、155.32円まで回復して取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.769% (+0.018)
【市場イベント】
12月12日 消費者物価指数(CPI)(前年比)
12月14日 FRB政策金利
12月14日 小売売上高(前月比)
12月15日 鉱工業生産指数(前月比)