【米国】
為替(2023年8月28日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 146.42 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0795 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 158.07 (円)
ポンド円 GBP/JPY 184.15 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2576 (米ドル)
8月25日のニューヨーク外国為替市場では、米ドル円が上昇する展開となった。パウエルFRB(米連邦準備理事会)議長はジャクソンホール会議の講演で、必要なら追加的な利上げの用意があると言及した。これを受けて米長期金利が上昇し、円売り・米ドル買いが勢いづいた。一方、利上げサイクルの終了が近いとの見方も根強く、米ドル円は午前中の高値を超えるまでには至らなかった。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が5.08%、10年債が4.23%となっている。
米ドル円は146.00円で取引を開始。取引時間の前半は一時145.73円まで下落した。しかし、直後に大きく反発し、一転して146.63円まで上昇した。引けにかけても堅調に推移し、146.42円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0803ドルで始まると、一時は1.0842ドルまで急速に上昇した。しかし、その後は一転して下落し、一時は1.0766ドルまで水準を切り下げた。引けにかけては売り買いが交錯する展開となり、1.0796ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2576ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円は157.71円で取引を開始。ほぼ一貫して堅調に推移し、夕方には一時は158.25円まで上昇した。引けにかけてはやや反落し、158.07円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 34,346.9 +247.48 (+0.73%)
NASDAQ総合 USD 13,590.65 +126.68 (+0.94%)
S&P500 USD 4,405.71 +29.39 (+0.67%)
米株式市場のダウ工業株30種平均は反発となった。パウエルFRB議長の講演を受けて、利上げ局面の終わりが近いとの見方が広がり、株式相場の支えとなった。個別では半導体大手エヌビディアやソーシャルメディア大手メタプラットフォームズなどの下落が目立った一方、電気自動車大手テスラやソフトウェア大手オラクルなどが上昇した。
債券・商品先物
米国債10年 4.2324% (-0.007)
NY原油(WTI) USD/バレル 79.83 (+1.20%)
NY金(COMEX) USD/オンス 1,939.9 (-0.24%)
【日本】 ECBの追加利上げ観測が後退、ユーロ売りが先行
為替(17時)
8月25日の東京外国為替市場では、ユーロが下落する展開となった。直近のユーロ圏やドイツの主要な経済指標が低調だったことを背景に、ユーロを売る動きが先行。足元ではECB(欧州中央銀行)による追加的な利上げの観測が後退している。一方、米引き締め継続期待を背景に米長期金利の上昇が続き、米ドルを買う動きを後押しした。ただし、国内株式相場が大幅安となったことから、リスク回避に伴う円買いも出やすかった。
米ドル円は145.83円で取引を開始。朝方から堅調な展開となり、一時は146.26円まで上昇。しかし、その後は方向感を欠く展開となり、146.06円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0813ドルで始まると、徐々に水準を切り下げる展開となり、一時は1.0769ドルまで下落した。取引時間の終盤も軟調に推移し、そのまま1.0772ドルで引けた。
ユーロ円は157.67円で取引を開始。売り買いが交錯する展開となり、高値157.79円と安値157.23円の値幅で推移した。夕方にかけては軟調に推移し、157.33円で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.6549% (+0.011)
【注目の市場イベント】
8月29日 S&Pケースシラー住宅価格(20都市)(前年比)
8月30日 ADP雇用者数(前月比)
8月31日 ユーロ圏消費者物価指数(HICP)(コア)(前年比)(速報)