【米国】
為替(2023年9月29日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 149.29 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0566 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 157.74 (円)
ポンド円 GBP/JPY 182.18 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2203 (米ドル)
9月28日のニューヨーク外国為替市場では、米ドル円は方向感を欠く展開となった。一時は米10年債利回りが2007年10月以来の高水準となる4.6861%まで上昇したが、その後4.56%台まで低下したことで米ドルを売る展開となった。また、原油先物価格が反落したことで金利上昇と原油高への警戒が緩和し、米国株相場が上昇。これを受けて投資家のリスク回避姿勢が後退し、円売り・ユーロ買いを誘った。
債券市場では、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りが10年債(長期金利)の利回りを上回る現象(逆イールド)が継続しており、2年債が5.05%、10年債が4.57%となっている。
米ドル円は149.33円で取引を開始。一時は149.51円まで上昇する場面もあったが、その後は一時149.15円まで下落するなど、売り買いが交錯する展開となった。引けにかけても方向感を欠き、149.30円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0541ドルで始まると、朝方に一時1.0518ドルまで下落した。しかし、その後は徐々に水準を切り上げる展開となり、一時は1.0579ドルまで上昇。引けにかけてはやや反落し、1.0566ドルで引けた。ポンドは、対米ドルで1.2203ドル近辺での取引となっている。
ユーロ円は157.41円で取引を開始。取引時間の前半に157.19円まで下落したが、その後は一時157.87円まで上昇した。引けにかけても底堅く推移し、157.74円で取引を終えた。
株式
NYダウ平均 USD 33,666.34 +116.07 (+0.35%)
NASDAQ総合 USD 13,201.28 +108.43 (+0.83%)
S&P500 USD 4,299.7 +25.18 (+0.59%)
米株式市場のダウ工業株30種平均は反発となった。米長期金利が午後にかけて低下したことに加え、原油先物相場も反落し、インフレへの警戒感が一時和らいだ。個別ではIT大手アクセンチュアや半導体大手マイクロン・テクノロジーなどの下落が目立った一方、電気自動車大手テスラや半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズなどが上昇した。
債券・商品先物
米国債10年 4.5758% (-0.038)
NY原油(WTI) USD/バレル 91.81 (-1.99%)
NY金(COMEX) USD/オンス 1,881.7 (-0.48%)
【日本】 米ドルが売られる、鈴木外務相の円安牽制発言も円買いを後押し
為替(17時)
9月28日の東京外国為替市場では、米ドルが売られる展開となった。朝方に149円56銭を付けた後、鈴木財務相の円安牽制を受けて円売りが後退。国内株式相場が下げ幅を拡大したことも円売りを弱めた。また、米長期金利が低下したことで米ドル買いは圧力後退し、午後の取引では149.20円近辺まで値を下げた。
米ドル円は149.49円で取引を開始。朝方に一時149.56円まで上昇したものの、その後は徐々に水準を切り下げる展開となった。一時は149.21円まで下落し、そのまま149.32円で取引を終えた。
ユーロドルは1.0506ドルで始まると、一時は1.0491ドルまで下落した。しかし、その後は上昇に転じ、一時は1.0519ドルまで水準を切り上げた。引けにかけても堅調に推移し、1.0509ドルで引けた。
ユーロ円はユーロ米ドルと似た値動きとなった。157.06円で取引を開始すると、取引時間の前半は軟調に推移し、一時156.71円まで下落した。しかし、その後は反発して一時157.23円まで上昇。引けにかけては反落し、156.92円で取引を終えた。
債券
10年長期金利 0.7562% (+0.021)