【米国】米10年債利回りが4.24%台まで上昇したことを受けて全般でドル買いが優勢となった
為替(2024年12月11日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 151.91 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0525 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 159.91 (円)
ポンド円 GBP/JPY 194.01 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2770 (米ドル)
12月10日のニューヨーク外国為替市場は、欧州時間序盤から米10年債利回りが上昇し22時過ぎには4.24%まで上昇したことで全般でドル買いが優勢となった。もっとも米10年債利回りの上昇が一服すると、ドル買いの勢いも落ち着いた。11日や12日に米物価指標の発表が控えていることで持ち高調整によるドル売りが出たことで、一方的にドル買いにもならなかった。
米ドル円は、米10年債利回りの上昇を背景に買いが優勢となっていたが、米10年債利回りの上昇一服を確認すると、151.70円前後でややもみ合いとなった。対ユーロでドル買いが優勢となると、ドルが全面高となり、ドル円も152.17円まで上値を伸ばした。ただ、節目の152円を超えると利益確定目的の売りもあり、上値は重たくなった。
ユーロドルは、欧州時間序盤からのユーロ売り・ドル買いが続き前日安値の1.0531ドルを割り込んだ。ただ、独長期債利回りが上昇していることもあり下値は限られた。NYオプションカット前からユーロドルが売られ始めると、25時前には1.0498ドルまで下押した。その後は売りが一巡すると下げ渋り1.0530ドルまで買い戻されるも上値も限定的だった。
株式
NYダウ平均 USD 44,259.59 -154.09(-0.34%)
NASDAQ総合 USD 19,688.98 -52.32(-0.26%)
S&P500 USD 6,036.31 -18.26(-0.30%)
株式市場は、11日の米消費者物価指数や12日の卸売物価指数など、米物価指標の発表を前に持ち高調整目的の売りがやや優勢となった。個別株では、エヌビディアやキャタピラー、メルクなどの下げが目立った。
債券・商品先物
米国債10年 4.230% (+0.031)
NY原油(WTI) USD/バレル 68.10 (+0.29%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,718.2 (1.39%)
【日本】米10年債利回りの低下によるドル売りが先行したが、王酒税参入後は一転してドル買いが優勢となった
為替(17時)
12月10日の東京外国為替市場は、東京時間仲値にかけて本邦実需によるドル買いが進んだが、日経平均株価が軟調に推移したことや米10年債利回りが4.18%台まで低下したことを受けて、全般でドル売りが優勢となった。ただ欧州勢参入後には、米10年債利回りの反発上昇などを支えに、ドルの買戻しが優勢となった。
米ドル円は、東京時間仲値にかけては本邦実需の買いに支えられ、151.54円まで上値を伸ばした。一方で上昇して始まった日経平均株価が上昇幅を縮めるにつれて上値が重たくなった。米10年債利回りが低下したことも嫌気され、15時前には150.89円まで下押した。ただ欧州勢が参入すると、買戻しが優勢となり17時までに151.57円まで上値を伸ばし、午前中高値をわずかに上抜けた。
ユーロドルは、ドル円の伸び悩みや米10年債利回りの低下を支えにじり高に推移した。15時30分過ぎには1.0567ドルまで上値を伸ばした。欧州勢参入後には、米10年債利回りの反発上昇などを背景に、ドルの買戻しが優勢となり17時までに1.0546ドルまで、ユーロ売り・ドル買いが進行した。
ユーロ円は、東京時間仲値にかけて159.87円まで上値を伸ばした。もっとも日経平均株価の軟調な推移から、やや円買いが優勢となった。ユーロドルの上昇が支えとなり下げ渋る場面もあったものの、15時までに159.36円まで下押した。欧州勢参入後には対ドル主導で円安が進んだ流れに沿って17時過ぎには160.05円まで上値を伸ばした。
債券
日本国債10年 1.062% (+0.019)
【市場主要イベント】
11日 米 消費者物価指数
12日 ユーロ ECB政策金利発表
ユーロ ラガルドECB総裁の会見
13日 日 10-12月期日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
英 10月月次国内総生産