【米国】米10年債利回りの上昇を背景に全般でドル買いが優勢となった
為替(2024年12月24日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 157.13(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0405 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 163.48 (円)
ポンド円 GBP/JPY 196.94 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2534 (米ドル)
12月23日のニューヨーク外国為替市場は、欧州勢参入後のドル買いの流れが継続し、米10年債利回りの上昇とともに全般でドル買いが先行した。米耐久財受注(予想:-0.3%、結果:-1.1%)や米消費者信頼感指数(予想:113.0、結果:104.7)が予想を下回ったものの為替相場への大きな影響は無かった。米10年債利回りの上昇が一服すると、ドル買いは落ち着き、揉み合いとなった。
米ドル円は、米10年債利回りの上昇に伴う円売り・ドル買いの流れは継続し、24時過ぎには157.26円まで上値を伸ばした。米耐久財受注が予想を下回ったものの、相場への影響は限定的だった。米10年債利回りの上昇が一服するとドル円も積極的に上値を試す展開とはならず、156.97円まで下押した。もっとも底値も堅く、157.10円前後でのもみ合いとなった。
ユーロドルは、欧州勢参入後のドル買いの流れが続き、24時前には1.0383ドルまで下押した。その後は米10年債利回りの上昇一服を背景にドル買いの勢いが落ち着いたことで1.0417ドルまで下げ渋った。その後も底堅く推移したものの、上値を試すような展開とはならず、1.04ドル前後でのもみ合いとなった。
株式
NYダウ平均 USD 42,893.69 +39.55(+0.09%)
NASDAQ総合 USD 19,757.58 +177.95(+0.90%)
S&P500 USD 5,972.22 +39.43(+0.66%)
株式市場は、米耐久財受注や米消費者信頼感指数が予想を下回る結果となると売りが先行した。もっともハイテク関連株を中心に買いが入ると、NYダウ平均は上昇に転じた。米議会が来年3月までのつなぎ予算を可決したことで、政府機関の閉鎖が回避されたことも投資家心理の改善につながった。
債券・商品先物
米国債10年 4.591% (+0.061)
NY原油(WTI) USD/バレル 69.37 (-0.08%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,626.7 (-0.61%)
【日本】欧州勢参入後には米10年債利回りの上昇を受けて、ドル買いが優勢となった
為替(17時)
12月23日の東京外国為替市場は、24日が多くの国でクリスマス休場となることを受けて様子見ムードが広がっている。持ち高調整目的の取引も見受けられ、方向感のない相場観となった。欧州勢参入後には、米10年債利回りが4.54%台に上昇したことを受けてドル買いが優勢となった。
米ドル円は、東京仲値にかけてドル買いが優勢となり156.68円まで上値を伸ばした。もっとも24日のクリスマス休場を控えているためか勢いはなく、持ち高調整と思われる売りに押され156.33円まで下押した。その後は156.50円台を回復するも、方向感はなく小幅にもみ合った。ただ日経平均株価が堅調に推移したことや、米10年債利回りが小幅に上昇したことで、156.80円まで上値を伸ばした。
ユーロドルは、ドル円が東京仲値以降に安値を切り下げたことを受けてじり高に推移した。14時前には1.0445ドルまで上値を伸ばしたが、前週末の1.0447ドルが目先のレジスタンスとして意識されると、伸び悩んだ。欧州勢参入後には対円でドル高が進んだことや、米10年債利回りが小幅に上昇したことで、1.0410ドルまで下押した。
ユーロ円は、ユーロ買い・円売りが先行したが10時台には売り戻しが優勢となり、一時163.12円まで下押した。しかし先週末の引け水準手前で下げ渋ると、徐々に買戻しが優勢となった。16時過ぎには163.59円まで上値を伸ばしたが、欧州勢参入後には米10年債利回りの上昇でユーロドルが下落したことを受けて、ユーロ円も163.17円まで下押した。
債券
日本国債10年 1.055% (-0.003)
【市場主要イベント】
24日 日 日銀・金融政策決定会合議事要旨