【米国】経済指標の低調な結果を受けて、ドル売りが優勢
為替(2024年3月7日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 149.35 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0898 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 162.78 (円)
ポンド円 GBP/JPY 190.25 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2738 (米ドル)
3月6日のニューヨーク外国為替市場は、ADP雇用統計(予想:15.0万人、結果:14.0万人)やJOLTS求人件数(予想:890.0万件、結果:886.3万件)の低調な結果を受け、全般ドル売りの流れとなった。またパウエル連邦準備理事会(FRB)議長は、議会証言にて「今年の利下げ回数は景気次第、慎重に決定すべき」との見解を示した。
米ドル円は、米経済指標の予想を下回る結果などを受け、米10年債利回りが4.081%まで下落した。これを受けて、米ドル円も下落し、149.09円と2月29日の安値を割り込んだ。その後買い戻しが入るも149.47円までと上値は重く、149.35円で引けた。
ユーロドルは、買いが優勢となった。26時台には、1月24日以来の高値となる1.0932ドルまでせまるも、ユーロ買い優勢となるような手掛かりもなく買いは一服した。その後は利確売りなどに押し戻され、1,0898ドルで引けた。
株式
NYダウ平均 USD 38,662.55 +75.17(+0.19%)
NASDAQ総合 USD 16,030.41 +89.22(+0.55%)
S&P500 USD 5,105.80 +26.54(+0.52%)
株式市場では、前日の大幅な下落への反動で押し目買いが入ったほか、米10年債利回りが低下したことで株式の相対的な割高感が薄れたことも相場を下支えする結果となった。またパウエルFRB議長の議会証言についても、サプライズ湯祖はなく想定の範囲内だったことから、買いの安心感へつながった。
債券・商品先物
米国債10年 4.104 (-0.031)
NY原油(WTI) USD/バレル 78.57 (+1.13%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,155.0 (+0.79%)
【日本】日銀早期マイナス金利解除の思惑が高まり、円買いが進行
為替(17時)
3月6日の東京外国為替市場は、3月18日~19日の日銀金融政策決定会合にて「政策委員9名のうち少なくとも1名がマイナス金利政策の解除が妥当だと表明する見通し」との報道が伝わると、早期マイナス金利解除への思惑が高まり、円買いが進行した。
米ドル円は、日銀の早期マイナス金利解除の思惑が高まり、ドル売り円買いが進行。前日安値の149.70円を大きく割り込み、149.32円まで安値を押し下げた。しかし3月~4月のマイナス金利解除は市場もすでに織り込んでおり、下げ幅はここまでで止まり、149.53円まで買い戻されて引けた。
ユーロドルは、ドル円の下落に合わせてドル売りユーロ買いが進行し堅調に推移した。しかしユーロ円が下落していることもあり、勢いはなく上昇は限定的となった。引けにかけて、1.0866ドルまで上げたが、押し戻され1.0861ドルで引けた。
ユーロ円は、軟調。午前中は小幅な値動きでもみ合いが続いたが、ロンドンオープンにかけて日銀の早期マイナス金利解除への思惑から、円買いが進行した。引けにかけては162.21円まで下げ、162.42円まで戻して引けた。
債券
10年長期金利 0.723% (+0.026)
【市場主要イベント】
7日 ユーロ ECB政策金利&声明発表
米 パウエルFRB議長の議会証言
8日 ユーロ 第4四半期GDP
米 雇用統計