【米国】米10年債利回りの上昇を受けて、一時ドル買い優勢
為替(2024年3月12日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 146.93 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0925 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 160.53 (円)
ポンド円 GBP/JPY 188.26 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2813 (米ドル)
3月11日のニューヨーク外国為替市場は、米10年債利回りが徐々に上昇したことで、ややドル買いが優勢な状況となったが、目立った経済指標もなく12日の米消費者物価指数の発表を前に様子見ムードが広がっている。
米ドル円は、米10年債利回りの上昇を受けて147.14円まで上昇したが、日銀の早期マイナス金利解除が依然として高いことで上値は重く、押し下げられる展開となった。その後は146.9円を揉み合いが続き、146.93円で引けた。
ユーロドルは、米10年債利回りの上昇を受けて東京時間のもみ合いを抜けてドル買い優勢となった。一時1.0914ドルまで安値を押し下げた。売りが一服すると1.0930ドルまで買い戻されたが、勢いはなく1.0925ドル前後で揉み合いが続いた。
株式
NYダウ平均 USD 38,767.41 +42.35(+0.10%)
NASDAQ総合 USD 16,021.46 -65.79(-0.40%)
S&P500 USD 5,118.66 -6.11(-0.11%)
株式市場では、エヌビディア株が軟調に推移すると半導体関連やハイテク関連株にも売りが入りやすくなった。またボーイング社への刑事捜査も嫌気され同社の株は大幅に下落したが売りが一服すると買戻しが優勢となった。
またトランプ前大統領が「ファイスブックは国民の敵」と発言したことで、同社株が4%超下落した。
債券・商品先物
米国債10年 4.100 (+0.015)
NY原油(WTI) USD/バレル 77.77 (+0.37%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,189.0 (+0.22%)
【日本】日経平均株価は一時1,100円超安となり、2.1%安で引けた
為替(17時)
3月11日の東京外国為替市場は、12日に控えた米消費者物価指数を前に様子見ムードが広がっている。クロス円は、早期マイナス金利解除の観測が依然として高まっており上値をさえられ売り優勢の状況が続いている。日経平均株価が大幅に下落したことも円高の一因となった。
米ドル円は、依然として日銀の早期マイナス金利解除の観測が上値の重しとなった。中値にかけて146.53円まで安値を押し下げた後、買戻しが入るも上値は重く揉み合いが続いた。引けにかけて、米10年債利回りが下げ幅を拡大したこともあり、146.73円までやや売りに押され引けた。
ユーロドルは、12日に控えた米消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることもあり、様子見ムードが広がっている。終始1.0935ドル~1.0947ドルの小幅なレンジでの揉み合いとなった。
ユーロ円は、前週の流れを引き継ぎ160.37円まで安値を押し下げた。その後はショートカバーが入り160.8円を挟み揉み合うも、引けにかけては米10年債利回りの低下でドル円が下落したのにつられて、ユーロ円も下落し160.57円まで売りに押される形で引けた。
債券
10年長期金利 0.756% (+0.028)
【市場主要イベント】
12日 英 失業率
英 失業保険申請件数
米 消費者物価指数
13日 英 GDP
英 鉱工業生産
英 製造業生産高
英 商品貿易収支
14日 米 小売売上高
生産者物価指数
15日 米 ミシガン大消費者信頼感指数