【米国】全般で新規の手掛かりが乏しく、小幅な値動きで揉み合いが続いた
為替(2024年3月26日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 151.40 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0837 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 164.08 (円)
ポンド円 GBP/JPY 191.32 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2636 (米ドル)
3月25日のニューヨーク外国為替市場は、対円で全般上昇を見せるも日本当局による円買い介入への警戒感から、積極的に上を試す動きにはならなかった。またユーロ圏では、ドイツの株価が史上最高値を更新したことや再建金利上昇を受けて、ユーロ買いが入りやすくなった。
米ドル円は、米10年債利回りが4.26%まで上昇し高値圏で推移した事を支えに上昇し、151.54円まで上値を伸ばした。しかし、引き続き日本当局の円買い介入への警戒感も高まっており、うわねが重たくなっている。
ユーロドルは、独株が最高値を更新した事や独債金利上昇を支えにし底堅く、じり高に推移し、1.0842ドルまで上値を伸ばすも新規の手掛かりが乏しく伸び悩み、1.083ドル台でもみ合いが続いた。
株式
NYダウ平均 USD 39,313.45 -156.08(-0.39%)
NASDAQ総合 USD 16,385.49 -42.63(-0.25%)
S&P500 USD 5,219.05 -15.21(-0.29%)
株式市場では、軟調に推移した。中国がインテルとアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)のマイクロプロセッサーを自国政府機関のパソコンとサーバーから段階的に締め出す指針を導入すると、半導体関連株に売りが出やすくなった。
市場では、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の動きを見極めようと29日に発表される米個人消費支出(PCE)価格指数の結果に注目が集まっている。
債券・商品先物
米国債10年 4.247 (+0.045)
NY原油(WTI) USD/バレル 81.77 (+1.42%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,172.1 (+0.25%)
【日本】全般で揉み合い、方向感なく小幅な値動きとなった
為替(17時)
3月25日の東京外国為替市場は、全般で小幅な値動きでもみ合いが続いた。米10年債利回りが4.216%台まで上昇したことを受けてドル買いが入る場面もあったが、一時的でもみ合う展開となった。鈴木財務相が「今の円安はファンダメンタルズに沿ったものではなく、明らかに投機が背景にある」との発言をうけて、対円の上値の重さを見せる場面もあった。
米ドル円は、151.05円~151.38円の小幅な値動きで揉み合いが続いた。151円台という高値圏で推移しているということもあり、積極的に上を試すような動きには材料不足となり、一進一退の状態が続いた。
ユーロドルは、前週のユーロ安の流れから一転して10時過ぎに上昇し1.0822ドルまで上昇した。しかし、積極的に上を試すような手掛かり材料を欠いたこともあり、買いは一服した。その後は揉み合いが続き1.0813ドルで引けた。
ユーロ円は、東京オープン後に163.32円の安値を付けた後はじり高となり徐々にやっすねを切り上げていった。16時台には163.65円まで上値を伸ばしたが買いは一服し、163.63円で引けた。
債券
10年長期金利 0.728% (-0.009)
【市場主要イベント】
26日 米 耐久財受注
米 ケース・シラー住宅価格指数
米 消費者信頼感指数
27日 豪 消費者物価指数
ユーロ 消費者信頼感
ユーロ 経済信頼感
28日 豪 小売売上高
独 小売売上高
英 第4四半期GDP
加 GDP
米 第4四半期GDP
米 ミシガン大消費者信頼感指数
29日 日 東京消費者物価指数
米 PCEデフレーター