【米国】米国株高を支えに全般でドル買いが優勢となった
為替(2024年4月23日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 154.84 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0654 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 164.90 (円)
ポンド円 GBP/JPY 191.22 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2336 (米ドル)
4月22日のニューヨーク外国為替市場は、中東情勢の過度な警戒感が和らいだことやFRB高官による利下げに慎重な発言が相次ぐ中で、投資家のリスク志向改善が見られ、米国株高・ドル高が優勢となった。なお日本当局による為替介入は依然として意識されている。
米ドル円は、中東の地政学リスクに対する警戒感が和らぎ、NYダウ平均が一時460ドル超上昇すると投資家のリスク志向改善を意識した円売り・ドル買いが出やすくなった。またFRBによる利下げ開始時期が先延ばしになるとの観測が高まっていることも相場を下支えし、16日の高値を上抜け154.85円まで上値を更新した。
ユーロドルは、ECBの利下げ開始時期が地数いているとの見方が一段と強まる一方で、FRBの利下げ開始時期が後ずれするとの観測が高まり、欧米の金利差拡大への思惑からユーロ売り・ドル買いが優勢となった。22時台には1.0623ドルまで安値を押し下げたが、前週末安値の1.0611ドルが目先のサポートとして意識されると、1.0660ドルまで買い戻された。
株式
NYダウ平均 USD 38,247.53 +259.24(+0.68%)
NASDAQ総合 USD 15,453.59 +171.73(+1.12%)
S&P500 USD 5,010.99 +43.80(+0.88%)
株式市場では、中東情勢の過度な警戒感が和らぐ中で、下落相場が続いたハイテク株に買いが入りやすくなった。NYダウ平均は一時460ドル超上昇した。またハイテク株比率が高いナスダックも6日連続で続落した後だけに押し目買いが優勢となった。エヌビディアなど半導体関連株に買いが入りやすかった。
債券・商品先物
米国債10年 4.611 (-0.012)
NY原油(WTI) USD/バレル 81.89 (-0.03%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,341.1 (-2.72%)
【日本】日経平均上昇を支えにクロス円上昇も、上値は重たい
為替(17時)
4月22日の東京外国為替市場は、日経平均株価が前週金曜日の終値から415円超上昇したことを受けて、円売りが活発となりクロス円では上昇をした。しかし時間外の米10年債利回りが上昇幅を縮めたこともあり、上値は重たい状態が続いた。
米ドル円は、16日に記録した34年ぶりの高値154.79円を前に伸び悩み、米10年債利回りの上げ幅縮小も重しとなり、154.59円台に押し戻された。もっとも底値も堅く、154.6円台まで持ち直して引けた。
ユーロドルは、11時台に1.0670ドルの日通し高値を付けたが、上値は重く押し下げられた。ユーロポンドが、15日以来のユーロ高・ポンド安に振れたことを支えに下げ渋る場面もあったが、ドル高基調に押され1.0658ドルで引けた。
ユーロ円は、株高が下支えする中でドル円の高値更新の動きに連動して、165.10円までレンジ上限を広げたが、ドル円の伸び悩みやユーロドルの重い動きが上値を圧迫し、164.70円まで安値を押し下げた。
債券
10年長期金利 0.890% (-0.052)
【市場主要イベント】
23日 仏 PMI【速報値】
独 PMI【速報値】
ユーロ PMI【速報値】
英 PMI【速報値】
米 PMI【速報値】
米 新築住宅販売件数
24日 新 貿易収支
豪 第1四半期消費者物価指数
独 IFO景況指数
加 小売売上高
米 耐久財受注
25日 トルコ TCMB政策金利&声明発表
米 第1四半期GDP
米 個人消費
26日 日 全国消費者物価指数
豪 第1四半期生産者物価指数
日 BOJ政策金利&声明発表
米 個人所得
米 PCEデフレーター
米 ミシガン大消費者信頼感指数