【米国】米PMI速報値が予想より下振れし、全般でドル売りが優勢
為替(2024年4月24日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 154.73 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0701 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 165.53 (円)
ポンド円 GBP/JPY 192.73 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2433 (米ドル)
4月23日のニューヨーク外国為替市場は、米製造業PMI速報値(予想:52.0、結果:49.9)と米サービス業PMI速報値(予想:52.0、結果:50.9)が予想を下回ると、全般でドル売りが優勢となった。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは、一時105.61まで下落した。
米ドル円は、中東情勢の警戒感が和らぐ中で、欧米物価の上昇を背景に投資家のリスク志向が改善すると円売り・ドル買いが先行した。米10年債利回りの上昇も相場を下支えし、22時台には、154.87円の日通し高値を付けた。しかし、米PMI速報値が予想を下回ると一転下落し154.56円まで安値を押し下げたが、日米の金利差から底値は限定的だった。
ユーロドルは、底値が堅く米製造業・サービス業PMI速報値が予想を下回ったことで、米10年債利回りの低下とともに全般でドル売りが優勢となった。23時台には、1.0711ドルの日通し高値を付けた。
株式
NYダウ平均 USD 38,497.80 +250.27(+0.65%)
NASDAQ総合 USD 15,690.21 +236.62(+1.53%)
S&P500 USD 5,069.40 +58.41(+1.16%)
株式市場では、中東の地政学リスクへの警戒感が和らぐ中で、幅広い銘柄に押し目買いが入った。米PMI速報値の下振れで、FRBが利下げを先送りにするという懸念が緩和したことも相場の支援材料となり、NYダウ平均は一時320ドル超上昇する場面もあった。
債券・商品先物
米国債10年 4.602 (-0.009)
NY原油(WTI) USD/バレル 83.10 (+1.47%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,335.7 (-0.23%)
【日本】仏・独サービス業PMI速報値が予想を上回り欧州通貨買いが優勢
為替(17時)
4月23日の東京外国為替市場は、米10年債利回りが4.60%台で高止まりしていることもあり、ドル買いが優勢となった。ただ16時台には仏・独のサービス業PMI速報値が予想を上回ったことで、ユーロ買いが優勢となった。ただ対円では日本当局による為替介入への警戒感もあり、上値は重い状態が続いている。
米ドル円は、午前中に154.65円まで安値を押し下げるも下値が堅く、反発上昇し徐々に安値を切り上げていった。わずかではあるが前日高値を更新し154.86円の日通し高値を付けた。引き続き日本当局による為替介入への警戒感が上値を抑え伸び悩む地合いが続いているが、円買いとなるような材料も乏しく下値は堅い。
ユーロドルは、米10年債利回りが4.61%台で高止まりしていることで1.0638ドルまで下値を広げた。16時台には仏・独製造業PMI速報値では予想を下回ったものの、サービス部門PMI速報値では予想を大幅に上回る結果で欧州通貨買いがゆうせいとなり、1.0695ドルまで上値を伸ばした。
ユーロ円は、早出の欧州勢が15時台にユーロ売りで参加したため164.62円まで安値を押し下げたが、仏・独のサービス部門PMI速報値が予想を大幅に上回ったことで、ユーロ買いが優勢となり165.60円まで上値を伸ばした。
債券
10年長期金利 0.884% (-0.006)
【市場主要イベント】
24日 新 貿易収支
豪 第1四半期消費者物価指数
独 IFO景況指数
加 小売売上高
米 耐久財受注
25日 トルコ TCMB政策金利&声明発表
米 第1四半期GDP
米 個人消費
26日 日 全国消費者物価指数
豪 第1四半期生産者物価指数
日 BOJ政策金利&声明発表
米 個人所得
米 PCEデフレーター
米 ミシガン大消費者信頼感指数