【米国】米10年債利回りの低下幅縮小を受けてドルの買戻しが優勢となった
為替(2024年7月30日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 154.01 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0821 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 166.66 (円)
ポンド円 GBP/JPY 198.07 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2861 (米ドル)
7月29日のニューヨーク外国為替市場は、米10年債利回りが4.15%まで低下していたが、4.18%まで低下幅を縮小したことを受け全般でドルの買戻しが優勢となった。もっとも31日に日銀金融政策発表や米FOMCの発表を控えていることもあり、積極的な取引は控えられている様子で、全般で揉み合いが続いた。
米ドル円は、米10年債利回りの低下幅縮小を手掛かりに、ドル買いが優勢となった。23時前には154.20円まで上値を伸ばしたが、東京時間の高値154.35円を上抜けることはできなかった。その後は31日に控えている日銀金融政策発表や米FOMCを前に積極的な売買は控えられ揉み合いが続いた。
ユーロドルは、独長期金利の低下を手掛かりにユーロ売り。ドル買いが先行した。米10年債利回りが一時4.15%まで低下したが、4.18%まで低下幅を縮めると買い戻しが優勢となり、1.0802ドルの日通し安値を付けた。しかしその後はショートカバーが入り、1.0825ドルまで買い戻しが入った。
株式
NYダウ平均 USD 40,542.55 -58.79(-0.14%)
NASDAQ総合 USD 17,370.33 +13.38(+0.07%)
S&P500 USD 5,463.99 +2.96(+0.05%)
株式市場では、主要企業の決算発表や米FOMCなど重用イベントを前に様子見ムードが広がるともみ合いに終始した。マイクロソフトやメタ、アマゾン・ドット・コム、アップルなどIT大手の四半期決算内容を見極めたいという思惑が広がった。ハイテク株比率が高いナスダックでは、小幅に続伸した。
債券・商品先物
米国債10年 4.176% (-0.018)
NY原油(WTI) USD/バレル 76.55 (-0.91%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,381.5 (-0.17%)
【日本】主要国の金融政策発表を前に円買い・欧州通貨売りが徐々に強まってきている
為替(17時)
7月29日の東京外国為替市場は、FOMCや日銀の金融政策決定会合を控える中で、やや円買いが優勢な相場となった。イエレン財務長官が日経新聞社との単独インタビューで、日銀の為替介入について一定の理解を示したことも円高の要因となった。またBOE金融政策発表では利下げが予想されている事もあり、欧州通貨安の傾向が強まっている。
米ドル円は、東京オープンとともに154.35円まで上値を伸ばしたものの押し戻され、11時台には前週金曜日の安値を割り込み153.01円まで下値を広げた。ただ節目の153円がサポートとして意識されると、153.69円まで買い戻された。ただ日銀の金融政策決定会合での利上げへの懸念から上値は重たい状態が続いた。
ユーロドルは、東京オープンからじり高に推移し11時台には1.0869ドルまで上値を伸ばしたが、上値の重たい状態が続き徐々に上値を切り下げていった。ロンドン時間になると全般でドル買いが優勢となり、その流れに沿って1.0843ドルまで下値を広げた。またBOEの金融政策発表で利下げが予想されている事もユーロ売りを後押しした。
ユーロ円は、ドル円の円高基調に歩調を合わせ先週末安値166.36円をわずかに下回って、166.33円まで下落した。ただ一巡後は166.96円まで下げ幅を縮小している。ただ日経平均株価が上げ幅を縮小したことなどから、上値が重たい状態が続いき揉み合いが続いた。
債券
10年長期金利 1.023% (-0.032)
【市場主要イベント】
30日 独 第1四半期GDP
ユーロ 第1四半期GDP
31日 日 金融政策発表
ユーロ 消費者物価指数
米 ADP雇用統計
加 5月GDP
米 FOMC
1日 英 政策金利発表
米 ISM製造業景況指数
2日 米 雇用統計