【米国】日経平均先物が下落した影響もあり、全般で円買い買いが優勢となった
為替(2024年8月7日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 144.30 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0929 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 157.71 (円)
ポンド円 GBP/JPY 183.10 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2690 (米ドル)
8月6日のニューヨーク外国為替市場は、東京時間に円売りが優勢となっていたが、ナイト・セッションの日経平均先物が下落したことを受けて、全般で円買いが優勢となった。米株式市場は小幅に上昇したが、世界的な株安や米経済後退への懸念もあり、為替相場に明確な方向感は出ず全般で小幅な揉み合いが続いた。
米ドル円は、ナイト・セッションの日経平均先物が3万2,800円台まで下落したことなどが相場の重しとなり、一時144.03円まで下押した。ただ米10年債利回りが3.90%台まで上昇すると、26時前には145.42円まで持ち直す場面もあった。もっとも上値は限定的で、引けにかけては144.14円まで下押すなど、方向感に欠ける値動きとなった。
ユーロドルは、米10年債利回りの上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出たほか、6月ユーロ小売売上高(予想:-0.1%、結果:-0.3%)が予想を下回ったことが相場の重しとなり、20時台には1.0903ドルまで下押した。ただ、前日安値1.0893ドルが目先のサポートとして働くと下げ渋り24時前には1.0934ドルまで買い戻された。その後は方向感なく小幅な揉み合いが続いた。
株式
NYダウ平均 USD 38,999.29 +308.61(+0.79%)
NASDAQ総合 USD 16,358.17 +149.79(+0.92%)
S&P500 USD 5,238.61 +52.34(+1.00%)
株式市場では、足元で相場の下落が続いた後だけに短期的な戻りを期待した買いが優勢となった。これまでに下げが大きかった半導体関連などハイテク関連株に買いが集まると、NYダウ平均は一時740ドル超の上昇を見せた。ただ、米景気減速への懸念から戻りを売りたい向きも多く、引けにかけては伸び悩んだ。
債券・商品先物
米国債10年 3.896% (+0.104)
NY原油(WTI) USD/バレル 73.31 (-1.30%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,432.1 (-0.81%)
【日本】日経平均株価は前日の暴落から一転、過去最高幅の上昇を見せた
為替(17時)
8月6日の東京外国為替市場は、日経平均株価が前日の暴落から一転して3,000円を超える上昇幅を見せたことから、全般で円売りが優勢となった。午後には日銀・財務省・金融庁が三者会合を開催し、三村財務官は「経済金融市場の動向を緊張感をもって見極めていくことで一致した」「日本経済は緩やかに回復していく見通しに変わりはない」として、連日の株価の変動や為替相場の変動を注視していくと発言した。
米ドル円は、オープン直後に146.36円の高値を付けたが、日経平均株価が上げ幅を1,000円程縮小したことを受けてドル売り・円買いが優勢となり、144.30円まで押し戻された。ただ、その後は日経平均株価が次第に3,000円高前後で安定したこともあり底堅い動きを見せた。15時台には146.29円まで上値を伸ばしたが、午前中の高値が目先のレジスタンスとして意識されると、145.16円まで押し戻された。
ユーロドルは、円相場中心の相場となる中で動きが鈍く小幅にもみ合った。その後も新規材料がない中で、米10年債利回りが3.87%台まで上昇したことでややドル買いが優位となり、引けまでに1.0921ドルの安値を付けた。
ユーロ円は、ドル円同様に神経質な上下が続いた。一時158.07円と節目の158円割れをうかがう場面もあったが底堅く推移した。その後はドル円の上昇に連れて160.10円まで上値を伸ばしたものの、ドル円の伸び悩みやユーロドルの下落に連れて158.60円まで押し戻された。
債券
10年長期金利 0.888% (+0.098)
【市場主要イベント】
7日 独 鉱工業生産
8日 米 新規失業保険瀬院生件数
9日 加 新規雇用者数