【米国】米小売売上高などが予想を上回った事で、米経済の底堅さを確認しドル買いが優勢
為替(2024年9月18日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 142.39 (円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.1113 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 158.25 (円)
ポンド円 GBP/JPY 187.38 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.3159 (米ドル)
9月17日のニューヨーク外国為替市場は、8月米小売売上高(予想:-0.2%、結果:0.1%)が予想を上回ったほか、NAHB住宅市場指数(予想:40、結果:41)も予想を上回った事で、米経済の底堅さが確認されると、米10年債利回りの上昇とともに全般でドル買いが先行した。18日のFOMC結果公表を前に、ポジション調整目的のドル買いも入った。
米ドル円は、8月米小売売上高や8月米鉱工業生産が予想を上回ると、米経済の底堅さが意識されて、米10年債利回りの上昇とともに円売り・ドル買いが先行した。日経平均先物の上昇を背景にリスク・オンの円売りが出たことも相場を下支えした。明日のFOMC結果公表を前にポジション調整目的のドル買いも入り、142.46円まで上値を伸ばした。
ユーロドルは、日本時間夕方に一時1.1146ドルと日通し高値を付けたものの、6日の高値1.1155ドルが目先のレジスタンスとして意識されると失速した。米経済指標の上振れや米10年債利回りの上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出て一時1.1111ドルと日通し安値を更新した。FOMC結果公表を前にポジション調整目的のドル買いも相場の重しとなった。
株式
NYダウ平均 USD 41,605.35 -26.44(-0.06%)
NASDAQ総合 USD 17,630.19 +35.87(+0.20%)
S&P500 USD 5,634.39 +2.42(+0.04%)
株式市場では、NYダウ平均は買いが先行で始まったものの、前日に史上最高値を更新した後だけに利益確定目的の売りが優勢になると下げに転じた。ただFRBが大幅利下げに動くとの期待が再燃する中で、下値も限定的だった。ハイテク株比率が高いナスダックでも高く寄り付いたが、上値が重たく小幅なプラスで引けた。
債券・商品先物
米国債10年 3.649% (+0.031)
NY原油(WTI) USD/バレル 71.03 (+0.73%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,596.4 (-0.52%)
【日本】日経平均株価が700円超安となったことで、リスク・オフの円買いが先行した
為替(17時)
9月17日の東京外国為替市場は、日経平均株価が下落し一時700円超安となったこともあり、リスク・オフの円買いが入りクロス円は軟調に推移した。ただ後場になると下げ幅を縮小したことで、円売りが入りやすい展開となったが、FOMCを控えていることもあり、積極的に方向感が出るような展開にはならなかった。
米ドル円は、早朝に141円台を回復するとストップロスを巻き込みながら、141.24円まで上値を伸ばした。もっとも米金利の先安観が広がる中で、ドル売り圧力は強く11時台には140.31円まで押し戻された。もっとも前場でマイナス圏を推移していた日経平均株価が下げ幅を縮小したことや、米10年債利回りが3.63%台まで上昇した事で140.80円まで下げ渋った。ただ米10年債利回りが再び3.60%台まで低下したことで、上値が重たい展開となった。
ユーロドルは、円主体の動きとなっていることもあり方向感に乏しい展開となっている。FOMCでの米政策金利発表を前に様子見ムードが広がっているが、独10年債利回りが低下して始まりユーロ売りが散見したことで16時台には1.1156ドルまで下値を伸ばした。もっとも米10年債利回りも低下したことから、1.1137ドルまで切り返し日通し高値を付けた。
ユーロ円は、日経平均株価が下げ幅を拡大する中で、ドル円とともに下値を試す動きが強まり、156.14円まで下押した。もっともドル円同様に下押しが一巡すると156.61円まで買い戻された。その後独10年債利回りが低下して始まったことで、ユーロ売りが優勢となり156.04円まで下押したが、ユーロドルが切り返したことから156.61円まで買い戻された。
債券
日本国債10年 0.820% (-0.021)
【市場主要イベント】
18日 ユーロ 8月消費者物価指数
米 FOMC政策金利発表
米 パウエルFRB議長発言
19日 新 4-6月期四半期国内総生産
英 BOE政策金利発表
20日 日 8月全国消費者物価指数
日 日銀金融政策決定会合
日 植田日銀総裁の発言