【米国】米10年債利回りが高水準で推移していることから、全般でドルは底堅く推移した
為替(2025年1月14日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 157.66(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0215 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 161.05 (円)
ポンド円 GBP/JPY 191.94 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2175 (米ドル)
1月13日のニューヨーク外国為替市場は、米10年債利回りが4.75%台まで低下したことを受けてややドル売りが先行したものの、その後は米10年債利回りが4.80%台まで回復したことで、ドルは買い戻された。もっとも積極的に方向感の出るような展開とはならず、全般でレンジ内での揉み合いとなった。
米ドル円は、NYダウ先物や日経平均先物が軟調に推移したことで、22時30分前に156.91円の日通し安値を付けたものの売り一巡後には買戻しが優勢となった。米10年債利回りが4.80%台まで上げ幅を拡大した動きも支えに157.79円まで上値を伸ばした。ただその後は、買戻しの勢いも限定的で大きな方向感は出ていない。
ユーロドルは、米10年債利回りが4.75%台まで低下したことで、1.0220ドルまで買い戻された。ただ、買戻しも調整程度にとどまり米10年債利回りが再び上昇すると、再びドル買いが優勢となり1.02ドルを割り込んだ。もっとも1.02ドル割れでは買いも圧力も強く、1.02ドル前半でもみ合った。
株式
NYダウ平均 USD 42,299.68 +370.55(+0.88%)
NASDAQ総合 USD 19,087.82 -72.37(-0.37%)
S&P500 USD 5,836.10 +9.61(+0.16%)
株式市場は、NYダウ平均で前週末に昨年11月以来の安値を更新した後だけに、短期的な戻りを期待した買いが入り反発した。キャタピラーやアムジェンが上げたほか、ユナイテッドヘルス・グループが堅調に推移した。一方でハイテク株比率が高いナスダックでは、米10年債利回りの上昇を受けてこうPERのハイテク株には売りが出て、4日続落した。
債券・商品先物
米国債10年 4.788% (+0.021)
NY原油(WTI) USD/バレル 77.25 (+1.81%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,680.2 (-1.34%)
【日本】アジア株全般で軟調な推移となり、リスク・オフの円買いが優勢となった
為替(17時)
1月13日の東京外国為替市場は、アジア株式市場全般で軟調な推移が続く中で、リスク・オフの円買いが進行した。円買いが一服すると、やや円の売戻しが進んだものの戻りは限定的で円買い圧力は継続した。もっとも日本が休場となる中で、大きな方向感は出にくく小幅なレンジでのもみ合いとなり、大きな方向感は出にくかった。
米ドル円は、オープン直後に157.96円まで上値を伸ばしたものの、158円手前では売り圧力が強く売りが優勢となった。オフショア人民元(CHN)が対ドルで買われた事もあり、ドル円でも円高ドル売りが進行した。一時157.26円まで下押したが、先週末安値を前に買戻しが入り157.64円まで買い戻された。その後は何度か下値を試す動きも見られたが、安値を更新することはなく、小幅なレンジでもみ合いとなった。
ユーロドルは、小幅なレンジ内での上下が続いたがユーロ円の下落が重しとなっているところに、下げ足を速めたポンドドルにも歩調を合わせる形で下落した。1.0207ドルまで下落したものの、リスク・オフの円買いが一服しユーロ円やドル円が買い戻される中で、ユーロドルは小幅にもみ合い、大きな方向感は出なかった。
ユーロ円は、ドル円の下押しに連れて弱含む中で、アジア株も全般で軟調に推移していることから、リスク・オフの円買いが進んだこともあり、下げ幅を拡大し161.06円まで下押した。しかし、2日の安値160.91を前に下落圧力が弱まると一時161.04円まで買い戻された。ただ、依然として上値が重たい状態は続き下値を試す動きは続いた。
債券
日本国債10年 1.190% (±0)
【市場主要イベント】
14日 米 卸売物価指数
15日 米 消費者物価指数
16日 英 月次国内総生産
ユーロ ECB理事会議事要旨
米 小売売上高
17日 中 10-12月期四半期国内総生産
ユーロ 消費者物価指数