【米国】外国為替市場は、米国株式市場の値動きに影響を受けて上下した
為替(2025年2月25日 6時00分)
米ドル円 USD/JPY 149.71(円)
ユーロ米ドル EUR/USD 1.0464 (米ドル)
ユーロ円 EUR/JPY 156.67 (円)
ポンド円 GBP/JPY 188.97 (円)
ポンド米ドル GBP/USD 1.2621 (米ドル)
2月24日のニューヨーク外国為替市場は、米国株式相場や日経平均株価先物が軟調に推移したことで、全般でドル買いが優勢となった。もっとも米国株式相場が底堅く推移すると、一転してドル売りが優勢に推移するなど、株式相場の得強を受ける値動きとなった。なお、G7首脳のテレビ会議を終えたトランプ米大統領は自身のSNSで「紛争終結を目指す考えで一致した。」との発信を行ったが、為替相場への影響は限定的だった。
米ドル円は、米10年債利回りが上昇していることを背景に買いが優勢となり149.87円まで上昇した。もっとも米10年債利回りが上昇幅を縮小したことや、米国株相場の失速や日経平均株価先物の下落も相場の重しとなると、一転して売りが優勢となり149.18円まで売り戻された。もっとも米国株式市場が下げ渋る動きをすると、149.76円まで買い戻されるなど株式市場の動向に影響を受けた値動きとなった。
ユーロドルは、独株が底堅く推移し多ことで、ややユーロ売りが優勢となった。独長期金利はわずかに上昇しているもののユーロ買いとはならなかった。その後は独DAXや米国株の伸び悩みを受けて1.0452ドルまで下押した。もっとも前週末の安値1.04449ドルが目先のサポートとして意識されると下げ渋り買戻しが優勢となった。
株式
NYダウ平均 USD 43,470.95 +39.77(+0.09%)
NASDAQ総合 USD 19,290.11 -237.28(-1.21%)
S&P500 USD 5,984.64 -28.84(-0.47%)
株式市場は、前週後半に急落した反動を受けて短期的な戻りを期待した買いが先行した。市場では「米経済指標の発表などがない中で、主力株に押し目買いが入った」との声が聞かれた。その半面で、マイクロソフトなど一部ハイテク株に売りが出て相場の上値を抑えた。
債券・商品先物
米国債10年 4.398% (-0.027)
NY原油(WTI) USD/バレル 70.70 (+0.76%)
NY金(COMEX) USD/オンス 2,964.8 (+0.55%)
【日本】独政権交代をも見込んだ欧州通貨買いが優勢となった
為替(17時)
2月24日の東京外国為替市場は、東京市場が休場となる中で、独政権交代を見込んでのユーロ買いが優勢となった。独長期金利の上昇や独欧米株価指数先物の上昇も相場の支えとなった。なお、ベルギー中銀総裁は「インフレ目標2%の達成は簡単なことではない」と慎重な姿勢を示した。
米ドル円は、本邦勢不在の中で東京仲値にかけてはドル売りが優勢となり、148.84円まで下押した。もっとも積極的に売りが続くことは無く、買戻しが優勢となり149.50円まで買い戻された。ただ、大きな方向感が出ることは無く、レンジ内での上下に終始した。
ユーロドルは、全般でドル売りが進んだ流れに沿って強含んだ。ドイツ政権交代を見込んでのユーロ買いもあり、12時前には1.0527ドルまで上値を伸ばした。独DAX先物買いや独債券売りが先行していたが、独長期金利が上げ幅を縮小するとユーロドルも伸び悩み、1.0486ドルまで下押した。
ユーロ円は、156.38円前後でのもみ合いで始まったが、ユーロドルが上昇している事に連れた買いが優勢となり、157.25円まで上値を伸ばした。買い一巡後はやや伸び悩み、156.83円まで売り戻されるも、ドル円の堅調な推移を背景に底値は固かった。ただ、欧米株式先物の上げ幅縮小がクロス円の重しとなり156.59円まで売り戻された。
債券
日本国債10年 1.424% (±0)
【市場主要イベント】
25日 独 10-12月期国内総生産
26日 米 1月新築住宅販売件数
27日 ユーロ 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
米 10-12月期四半期実質国内総生産
28日 米 PCEデフレーター